報道発表

南スーダンに対する無償資金協力「ジュバ河川港整備計画(詳細設計)」に関する書簡の交換

令和4年12月15日

 12月14日(現地時間同日)、南スーダン共和国の首都ジュバ市において、堤尚広駐南スーダン共和国日本国特命全権大使と、マイェン・ドゥット・ウォル外務・国際協力次官(H.E. Ambassador Mayen Dut Wol, Undersecretary of the Ministry of Foreign Affairs and International Cooperation)との間で、供与限度額6,000万円の無償資金協力「ジュバ河川港整備計画(詳細設計)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. 南スーダンは、20年にわたる内戦による経済状況の悪化が住民の基礎生活環境に大きな影響を及ぼしており、内戦により荒廃し老朽化した都市インフラの整備が復興・開発に向けた喫緊の課題となっています。
  2. この計画は、ジュバ河川港において接岸施設等の整備及び関連機材の供与を行うことにより、同港における貨物取扱能力の向上を図り、もって南スーダンの経済及び社会インフラ整備に寄与するものです。今回の協力では、その詳細設計に必要な資金を供与します。
  3. また、我が国は、「質の高いインフラ投資に関するG20原則」を踏まえた質の高いインフラ投資の推進を支持するとともに、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「連結性・質の高いインフラ投資」に取り組むことを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)南スーダン共和国基礎データ

 南スーダン共和国の面積は約64万平方キロメートル(日本の約1.7倍)、人口は約1,119万人(2020年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は322米ドル(2020年、世界銀行)。


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