報道発表
ウズベキスタン共和国に対するドル建て借款「園芸作物バリューチェーン強化計画(フェーズ2)」に関する書簡の交換
令和4年8月29日
8月29日(現地時間同日)、ウズベキスタン共和国の首都タシケントにおいて、我が方、藤山美典駐ウズベキスタン共和国日本国特命全権大使と、先方ジャムシッド・ホジャーエフ・ウズベキスタン共和国副首相兼投資・対外貿易大臣(H.E. Mr. Jamshid Khodjayev, Deputy Prime Minister-Minister of Investments and Foreign Trade of the Republic of Uzbekistan)との間で、「園芸作物バリューチェーン強化計画(フェーズ2)」のためのドル建て借款の供与(供与限度額2億ドル)に関する書簡の交換が行われました。
- 案件の概要
ウズベキスタンでは、農業が総就業人口の約27%、GDPの約27%を占める主要産業ですが、旧ソ連時代から市況変動等に脆弱な綿花の生産量が多いため、同国政府は近年、野菜や果樹といった園芸作物生産への転換や、生産から加工、流通を含めた関連産業(園芸作物バリューチェーン)の強化を目指しています。
この計画は、園芸作物の生産・加工・流通に従事する農家や農業関連企業へのツーステップローンの供与、参加金融機関の能力向上支援及びエンドユーザーへの営農支援等により、園芸作物バリューチェーンの強化及び金融アクセスの改善を図るものです。この計画により、輸出力強化、所得向上及び雇用促進を通じたウズベキスタンの農業発展に寄与することが期待されます。 - 供与条件
- (1)金利:米ドルTermSOFR + 125ベーシスポイント
(注)下限金利は0.1%とする。 - (2)償還期間:15年(5年の据置期間を含む。)
- (3)調達条件:一般アンタイド
(参考)ウズベキスタン共和国基礎データ
ウズベキスタン共和国は、面積約44万7,400平方キロメートル(日本の約1.2倍)、人口3,440万人(2022年、国連人口基金)、人口1人当たり国民総所得(GNI)1,960米ドル(2021年、世界銀行)