報道発表
林外務大臣とビーズリー国連世界食糧計画(WFP)事務局長との会談
令和4年7月11日
7月11日、午後3時30分から約20分間、林芳正外務大臣は、デイビッド・ビーズリー国連世界食糧計画(WFP)事務局長(Mr. David M. Beasley, Executive Director, The UN World Food Programme)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、世界の飢餓と貧困の撲滅のために迅速・効果的に活動しているWFPを高く評価しており、ロシアのウクライナ侵略により、世界の食料安全保障をめぐる状況が悪化する中、WFPとの連携は益々重要になっている旨述べました。
- これに対し、ビーズリー事務局長から、御逝去された安倍元総理に対する弔意が表明されるとともに、これまでの日本の支援への謝意と今後のさらなる協力への期待が示されました。
- その後、両者は、悪化する世界の食料安全保障等について意見交換を行い、林大臣から、G7サミットにおいて岸田総理大臣から発表したグローバルな食料危機への対応を目的とした約2億ドルの支援パッケージには、WFPに対する約1億ドルの新規拠出が含まれている旨を説明しました。ビーズリー事務局長からは、日本の新規拠出への謝意とともに、世界の食料支援ニーズやWFPの活動について説明がありました。
- その上で、両者は、日・WFP関係を更に強化し、緊密に連携して悪化する世界の食料安全保障に対応することで一致しました。