報道発表

林外務大臣とビル・ゲイツ共同議長との電話会談

令和4年6月22日

 6月22日、午前8時55分から約15分間、林芳正外務大臣は、ビル・ゲイツ共同議長(ビル&メリンダ・ゲイツ財団)(Mr. William (Bill) Henry Gates III, Co-Chair of the Bill & Melinda Gates Foundation)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、ゲイツ氏の長年にわたる国際保健分野での多大な貢献に対し敬意を表するとともに、日本が5月にグローバルヘルス戦略を策定したことを紹介し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成や、将来のパンデミックへの予防・備え・対応の強化を含むグローバルヘルス・アーキテクチャー(GHA)の構築に向けて、引き続きゲイツ財団と緊密に協力していきたい旨述べました。
  2. これに対し、ビル・ゲイツ共同議長からは、国際保健分野における日本政府のリーダーシップ、COVAXファシリティを含むACTアクセラレータを通じた新型コロナ対策支援や、Gaviワクチンアライアンス、グローバルファンド、グローバルヘルス技術振興基金(GHIT)、ユニットエイドといった国際的枠組みへのこれまでの日本の貢献に対して謝意が示されるとともに、今後の取組に向けた期待が表明されました。また、UHCの達成に向けた取組や、三大感染症、顧みられない熱帯病(NTDs)、新興・再興感染症、ポリオへの対策を含め、次期G7議長国となる日本との間で様々な国際保健課題について、引き続き緊密に連携していきたい旨発言がありました。
(参考1)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)

 すべての人が、効果的で良質な保健医療サービスを負担可能な費用で受けられること。

(参考2)グローバルヘルス・アーキテクチャー(GHA)

 国際機関・官民連携基金の連携の強化や国際的規範の制定を通じて、各国の財務・保健当局及び関係国際機関の連携枠組みの強化を可能にするような国際保健の枠組み。


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