報道発表

イラク共和国に対する円借款の供与(事前通報)

令和3年8月21日

 8月21日(現地時間同日)、イラクの首都バグダッドにおいて実施された日・イラク外相会談において、茂木敏充外務大臣からフアード・フセイン・イラク外務大臣(H.E. Mr. Fuad Hussein, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Iraq)に対し、「バスラ製油所改良計画(第三期)」の円借款の供与(供与限度額327億円)に関する事前通報を行いました。今回の事前通報を踏まえ、今後、我が国とイラク政府との間で、円借款の供与に関する交換公文を締結する予定です。

  1. 対象案件の概要
     本計画は、イラク南部バスラ県の既存バスラ製油所において、流動性接触分解装置(FCC)を含むFCCコンプレックスを新設することにより、高品質石油製品の生産性向上を通じて、石油製品の品質向上と需給ギャップの縮小、環境負荷の低減および関連技術の移転を図るものであり、もってイラクの経済・社会復興に貢献します。なお、本計画は、平成24年5月に第一期、令和元年6月に第二期として円借款を供与しています。
  2. 供与条件
    (1)金利 : 年0.20%
    (2)償還期間 : 40年(10年の据置期間を含む。)
    (3)調達条件 : 日本タイド

[参考]イラク共和国基礎データ
 イラクの面積は約43.83万平方キロメートル(日本の約1.2倍)、人口は約3,965万人(2021年、CIA)、人口一人当たりの国民総生産(GDP)は5,955ドル(2019年、世銀)。


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