報道発表
日・アフガニスタン外相電話会談
令和3年3月2日
3月2日、午後6時05分から約15分間、茂木敏充外務大臣は、モハンマド・ハニーフ・アトマル・アフガニスタン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Mr. Mohammad Haneef ATMAR, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Afghanistan)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- アトマル大臣から、アフガニスタン和平交渉の現状及びアフガニスタン政府の立場に関して説明が行われるとともに、日本の役割への高い期待が表明されました。
茂木大臣からは、アフガニスタン人主導の和平プロセスを支持し、過去20年間の国づくりにおいて達成された成果の保持が重要であるとの我が国の立場を改めて表明するとともに、日本はアフガニスタンの平和と安定のため引き続き建設的な役割を果たしていきたい旨、述べました。 - 茂木大臣から、新型コロナウイルス対策及び安定化支援のための対アフガニスタン支援を先般決定したことを伝達したのに対し、アトマル大臣から深い謝意が表明されました。
- 茂木大臣から、アフガニスタン各地で暴力行為が継続していることへの深い懸念を表明するとともに、最近カブール等で頻発しているテロ事件を強く非難しました。また、中村哲医師殺害事案に関し、引き続き徹底的な捜査を求めました。
- 両大臣は、二国間関係強化や地域協力を含め、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。