報道発表
日韓外相電話会談
令和3年1月9日
1月9日午前8時20分頃(日本時間)(ブラジル時間同8日午後8時20分頃)から約20分間、ブラジル滞在中の茂木敏充外務大臣は、康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官と日韓外相電話会談を実施しました。
- 茂木大臣から、元慰安婦等が日本国政府に対して提起した韓国ソウル中央地方裁判所における訴訟において、ソウル中央地方裁判所が、国際法上の主権免除の原則を否定し、原告の訴えを認める判決を出したことは、極めて遺憾であり、日本政府として本判決は断じて受け入れられない旨強く抗議を行いました。
- また、茂木大臣から、慰安婦問題を含め、日韓間の財産・請求権の問題は、1965年の日韓請求権・経済協力協定で完全かつ最終的に解決済みであり、また、慰安婦問題については、2015年の日韓合意において「最終的かつ不可逆的な解決」が日韓両政府の間で確認されている旨指摘した上で、韓国政府に対して国際法違反を是正するために適切な措置を早急に講じることを強く求めました。