報道発表

我が国核兵器廃絶決議案の国連総会本会議での採択

令和2年12月8日

 12月8日(現地時間7日)、ニューヨークで行われた国連総会本会議において、我が国が提出した核兵器廃絶に向けた決議案(「核兵器のない世界に向けた共同行動の指針と未来志向の対話」) 骨子(PDF)別ウィンドウで開く /英文(PDF)別ウィンドウで開く)が、150か国の支持を得て採択されました。

  1.  この決議案は、11月4日(現地時間3日)に国連総会第一委員会で採択されたものと同一であり、核兵器の究極的な廃絶へのコミットメントを再確認するとともに、核兵器不拡散条約(NPT)体制の維持・強化に向け、核軍縮において国際社会が一致して直ちに取り組むべき行動の指針と未来志向の対話の重要性を強調しています。
  2.  我が国としては、この決議案を通じ、第10回NPT運用検討会議の意義ある成果に貢献していく考えであり、本年の決議案は、核兵器国である米国及び英国、並びに多くの非核兵器国を含む様々な立場の国々の支持を得て採択されました。
  3.  我が国としては、引き続き、核兵器のない世界の実現に向けて着実に前進すべく、粘り強く、各国の橋渡しのための努力を重ねていきます。

[参考1]国連総会本会議における我が国決議案の採択結果
賛成:150
反対:4(中国、北朝鮮、ロシア、シリア)
棄権:35

[参考2]国連総会第一委員会における我が国決議案の採択結果
賛成:139(26か国の共同提案国を含む)
反対:5(中国、北朝鮮、ロシア、シリア、ジンバブエ)
棄権:33


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