報道発表

日・ブルキナファソ外相会談

令和元年10月21日
日・ブルキナファソ外相会談(出迎え)
日・ブルキナファソ外相会談(握手)
日・ブルキナファソ外相会談(会談)

 本21日,午後1時30分から約30分間,茂木敏充外務大臣は,訪日中のアルファ・バリー・ブルキナファソ外務・協力大臣(H.E. Mr. Alpha BARRY, Minister of Foreign Affairs and Cooperation of Burkina Faso)と外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭
 茂木大臣から,昨年10月以降4回目の訪日を歓迎した上で,「本年8月のTICAD7には,カボレ大統領に加えバリー大臣にも御参加いただき,成功裡に開催することができた」旨述べました。
 これに対し,バリー大臣から,先般の台風19号による被害へのお見舞いを述べた後で,本年8月のTICAD7の成功について祝意を述べました。

2 二国間関係
 茂木大臣から,「道路インフラ環境整備のための無償資金協力及び食糧援助に係る交換公文の署名式を実施でき,喜ばしい。供与予定の道路機材は,ブルキナファソの道路インフラ環境改善を通じた西アフリカ地域の連結性強化に資するものであり,是非有効に活用いただきたい」旨述べました。また,「TICAD7の際に,日本貿易投資機構(JETRO)とブルキナファソ投資促進庁との間で日本企業のブルキナファソ進出促進のための協力に関する覚書が署名されたことを歓迎する」旨述べました。
 これに対し,バリー大臣から,開発及び人道分野における日本のこれまでの貢献への謝意が示されるとともに,特に道路,教育,農業分野で引き続き支援をお願いしたい旨述べました。

3 サヘル情勢
 両大臣はサヘル情勢について意見交換し,茂木大臣から,「サヘル地域の平和と安定は,G5サヘル議長であるブルキナファソの双肩にかかっており,日本はテロと闘うブルキナファソの取組を後押ししたい。TICAD7で発表したとおり,G5サヘルのようなアフリカ主導の取組を後押していく」旨述べました。
 これに対し,バリー大臣から,サヘル地域の治安状況の悪化によりブルキナファソでの国内避難民が急増している状況について説明した上で,TICAD7で発表された「アフリカの平和と安定に向けた新たなアプローチ(NAPSA)」を評価しつつ,日本からの支援への期待が表明されました。

4 その他
 茂木大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,バリー外相からは,日本の立場への理解が示されました。
 また,茂木大臣から,日本に輸入されるごまの約3分の1はブルキナファソ産で,日本ではごまは「智恵の源」と呼ばれており,日本の智恵の3分の1はブルキナファソから来ている旨述べる等,会談はなごやかな雰囲気で行われました。


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