報道発表

サイエド・ハスリン国際連合マレーシア政府代表部常駐代表
(2020年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議主要委員会I議長)の訪日

令和元年7月8日
  1.  7月9日から13日まで,サイエド・ハスリン・サイエド・フッシン国際連合マレーシア政府代表部常駐代表(2020年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議主要委員会I議長)(Ambassador Syed Hasrin Syed Hussin – Permanent Representative of Malaysia to the United Nations in New York (Chair of Main Committee I of the 2020 NPT Review Conference))が,訪日します。
  2.  滞在中,サイエド・ハスリン議長は,辻清人外務大臣政務官をはじめとする政府関係者と会談を行うほか,長崎及び広島を訪問する予定です。
  3.  今回のサイエド・ハスリン議長の訪日により,2020年NPT運用検討会議に向け,我が国と同議長との協力関係が一層強化されることが期待されます。

 [参考1]核兵器不拡散条約(NPT)

(1)概要
ア 1968年に署名開放。1970年に25年間の時限条約として発効(我が国は1970年に署名,1976年に批准)。1995年,締約国は同条約の無期限延長に合意。
イ 締約国は191か国・地域(非締約国はインド,パキスタン,イスラエル,南スーダン)。2015年1月,パレスチナが加入。
ウ NPTは,核軍縮,核不拡散,原子力の平和的利用という3本柱から構成され,核軍縮・不拡散体制の基礎となる,核兵器国を含む最も普遍的かつ重要な条約。

(2)NPT運用検討会議
ア NPTにおいては,5年毎の運用検討会議でNPT3本柱の実施状況を検討し,今後取るべき措置等に関する成果文書の合意・採択を目指す。
イ 運用検討会議に先立つ3年間,毎年1回の準備委員会が開催され,NPT3本柱に関する議論を行う。
ウ 次回運用検討会議は,2020年4月27日~5月22日にニューヨークにおいて開催予定。主要委員会Iにおいて,主に核軍縮について議論が行われる予定。

(3)2020年運用検討会議に向けた準備委員会の実施状況
ア 2017年5月2日~12日:第1回準備委員会(於:ウィーン)
岸田外務大臣(当時)が出席。
イ 2018年4月23日~5月4日:第2回準備委員会(於:ジュネーブ)
河野外務大臣が出席。
ウ 2019年4月29日~5月10日:第3回準備委員会(於:ニューヨーク)
辻外務大臣政務官が出席。

 [参考2]サイエド・ハスリン国際連合マレーシア政府代表部常駐代表(2020年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議主要委員会I議長)

 2019年7月より現職(国際連合マレーシア政府代表部常駐代表)。本年開催された2020年NPT運用検討会議第3回準備委員会においても議長を務めた。今回初の訪日。


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