報道発表
ジャーベル・アラブ首長国連邦国務大臣による岸田外務大臣表敬
平成29年7月20日


本20日午後4時25分から約50分間,岸田文雄外務大臣は,訪日中のスルターン・ジャーベル・アラブ首長国連邦(UAE)国務大臣兼アブダビ国営石油会社CEO (H.E. Dr. Sultan Jaber, Minister of State of the United Arab Emirates, CEO of Abu Dhabi National Oil Company(ADNOC))の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,岸田大臣から,ジャーベル大臣の訪日を歓迎する,近年の両国間のハイレベル交流の進展を高く評価するとともに,日本は中東最大の日本人コミュニティを有するUAEを戦略的パートナーとして重視している旨述べました。これに対し,ジャーベル大臣からは,日本との戦略的パートナーシップをさらに強化していきたい旨の発言がありました。
- ジャーベル大臣からは,カタールを巡る情勢に関して,UAE側の立場に関する説明がありました。これに対し,岸田大臣からは,中東の平和と安定には,湾岸協力理事会(GCC)の結束維持が不可欠である,GCC各国と友好関係を有する日本は,クウェートの仲介を支持しており,本件が対話によって早期に解決されることが重要である旨述べました。また,UAEを含む湾岸諸国には我が国企業が多数進出しているところ,これら企業の経済活動に悪影響が出ないよう,UAE側に特段の配慮を求めました。これに対し,ジャーベル大臣からは,日本企業の活動に配慮する旨述べました。
- また,岸田大臣から,本年4月のアブダッラー外務・国際協力大臣訪日時に両国の投資協定が大筋合意に至ったことに関し,これまでのジャーベル大臣の協力に謝意を表明するとともに,この協定の早期締結により,両国間の更なる投資促進を期待する旨述べました。