アラブ首長国連邦
ジャーベル・アラブ首長国連邦国務大臣による安倍総理大臣表敬
平成29年7月20日
- 本20日午後2時15分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のスルターン・ジャーベル・アラブ首長国連邦(UAE)国務大臣兼アブダビ国営石油会社CEO(H.E. Dr. Sultan Jaber, Minister of State of the United Arab Emirates, CEO of Abu Dhabi National Oil Company (ADNOC))の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,安倍総理大臣から,ジャーベル大臣の訪日を歓迎するとともに,日本は主要なエネルギー供給国であるUAEとの戦略的関係を重視している旨述べました。また,安倍総理大臣から,2018年に期限を迎える日本企業が参画する海上油田権益の延長への期待を表明しました。これに対し,ジャーベル大臣から,経済を超えた幅広い分野で二国間関係が深化しており,これをさらに長期的に戦略的な関係へと強化していきたい,海上油田権益については,日本企業に対して開かれており,日本企業の積極的な参画を期待する旨の発言がありました。
- またジャーベル大臣から,最近のカタールを巡る情勢について,UAE側の立場に関する説明がありました。これに対し,安倍総理大臣からは,国際社会全体による対テロ協力の重要性に触れつつ,中東の平和と安定には,湾岸協力理事会(GCC)の結束維持が不可欠であるとともに,本件が対話によって早期に解決されることが重要であり,日本はクウェートの仲介を支持している旨述べました。