報道発表

第3回日中テロ対策協議の開催（結果）

平成28年9月28日

本28日，井出敬二国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当大使（日本側代表），劉光源（りゅう・こうげん）中国外交部渉外安全事務司長（中国側代表）を代表として，第3回日中テロ対策協議が東京で開催されました。
今次協議では，国際社会においてテロをめぐる情勢が一層厳しさを増していること，また，そうしたテロの脅威がアジアでも広がってきていることについて，認識の一致を見ました。
さらに，テロは人類共通の敵であり，いかなる国も一国のみで対処することはできず，日中両国を含む国際社会は一層協力してこの問題に対処していくことで見解の一致を見ました。両国は，国連，ASEAN地域フォーラム（ARF），APEC，グローバル・テロ対策フォーラム（GCTF），ASEAN＋3といった枠組における協力に加え，大規模行事や海外権益の防護を念頭においた情報共有，能力構築支援といった分野において，今後，日中間で具体的かつ実践的な協力案件を模索し，実現すべく，引き続き議論を深めていくことで一致しました。
両国は，今次協議が極めて意義深いものであったことを確認するとともに，今後もこの協議を継続し次回は中国で開催することで合意しました。