報道発表
岸外務副大臣とワーク米国防副長官の会談(概要)
平成26年8月22日


8月22日午後4時20分から約1時間,岸外務副大臣は,訪日中のワーク米国防副長官(Mr. Robert O. Work, Deputy Secretary of Defense)と会談したところ,概要は以下のとおりです。
- 岸副大臣から,ワーク副長官の訪日及び岩国への訪問を歓迎した上で,日米同盟を更に強化していきたい旨述べました。これに対し,ワーク副長官から,豪雨により被災した広島の方々へのお見舞いの意が表され,また,アジア太平洋地域へのリバランス政策の下で日米関係を強化したい旨発言がありました。
- 岸副大臣から,7月1日の閣議決定を含め,我が国の安全保障政策について米国が一貫して歓迎・支持していることに謝意を表しつつ,我が国の平和国家としての根幹は不変であること,近隣諸国には引き続き丁寧に説明していく旨説明しました。また,ガイドライン見直しについて,閣議決定の内容を十分に踏まえ,中間報告とりまとめを含め作業を進めたいと説明しました。これに対し,ワーク副長官からは,日本のこうした取組を評価しつつ,ガイドライン見直し作業についても協力していきたい旨発言がありました。
- 岸副大臣から,普天間飛行場の移設を含む在日米軍再編について引き続き強い決意を持って進めていく旨述べました。また,外来機の飛来を含む普天間飛行場の負担軽減に向けた米軍運用に係る配慮,充実した内容の日米地位協定の環境補足協定をまとめるための協力など,沖縄の負担軽減についての米国の引き続きの協力を求めました。在沖縄海兵隊のグアム移転についても,我が国の取組を説明するとともに,米側の資金凍結解除の必要性に触れつつ,同移転を着実に進める上での同副長官のリーダーシップを高く評価する旨述べました。さらに,岩国の負担軽減についての米国の引き続きの協力を求めました。これに対し、ワーク副長官からは、負担軽減に係る取組を引き続き支持・支援していく,グアム移転に係る日本側の資金拠出による協力に感謝する,同移転をしっかりと進めていきたい旨発言がありました。