報道発表

「世界津波博物館会議」の開催

平成29年11月13日
福井照衆議院議員の挨拶 福井照衆議院議員の挨拶
世界津波博物館会議の集合写真 世界津波博物館会議の集合写真
尾﨑高知県知事による講演 尾﨑高知県知事による講演
  1. 11月5日の「世界津波の日」に,沖縄県石垣市において外務省,国連国際防災戦略事務局(UNISDR)及び国際協力機構(JICA)の主催により「世界津波博物館会議」が開催され(PDF)別ウィンドウで開く,日本を含む8か国の津波博物館館長・自治体防災関係者,政府関係者,有識者,メディア関係者約70名が参加しました。
  2. 博物館館長等は,津波の経験をいかに次世代に伝えていくことができるか,津波石等のフィールドミュージアムが津波伝承に果たす役割,津波伝承のデータベースの構築の重要性,津波伝承拠点としての津波博物館の役割等について議論及び提言を行いました。また,東日本大震災の3Dドキュメンタリー映画の上映が行われ,智片通博(ちかた・みちひろ)プロデューサー(東北大学客員教授)による講演が行われました。
  3. また,ムザイリン・シアクアラ大学講師(インドネシア)よりスマトラ沖地震・津波からのアチェ州の復興の取組,尾﨑正直高知県知事から地方自治体による津波対策の取組に関する紹介を受け,有意義な意見交換が行われました。
  4. この会議では,津波防災教育の拠点としての津波博物館の役割の重要性が確認され,過去に津波を始めとする自然災害の被害を受けた経験とその経験から得た教訓を共有し,これを後世に伝え,将来の津波に備えるための方途について有意義な議論が行われました。この会議を通じて,津波防災教育の拠点としての津波博物館間の連携が進むことが期待されます。
  5. [参考1]「世界津波の日
     2015年12月,津波に関する人々の意識を向上し,津波対策の強化を目的に,我が国をはじめ142か国が共に提案した「世界津波の日」を定める決議が,第70回国連総会本会議にて全会一致で採択された

    [参考2]参加博物館等
     太平洋津波博物館(アメリカ)/アチェ津波博物館(インドネシア)/パンガー県国際津波博物館(タイ)/スリランカ地域津波研修センター・津波博物館(スリランカ)/リスボン市立博物館(ポルトガル)/ブルサ県災害研修センター(トルコ)/稲むらの火の館(和歌山県)/人と防災未来センター(兵庫県)/広島市江波山気象館(広島県)
    (注)上記に加え,チリ内務公安省国家緊急対策室(ONEMI)及び国内自治体防災関係者が参加


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