報道発表
ブルンジに対する無償資金協力(食料援助)に関する書簡の交換
平成29年11月7日
- 本7日(現地時間同日),ブルンジ共和国の首都ブジュンブラ市において,我が方宮下孝之駐ブルンジ大使と先方アラン=エメ・ニャミトゥウェ外務・国際協力大臣(H.E. Mr. Alain Aime NYAMITWE, Minister of External Relations and International Cooperation)との間で,4億5,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
- ブルンジは全体的に山がちで耕地面積が限定されているだけでなく,天水農業に依存しているため,気候変動の影響を強く受けています。国際連合世界食糧計画(WFP)の推計によれば,2016年に発生した干ばつの影響により,人口の46%(460万人)が食糧不安にあり,そのうち13%(60万人)はより深刻な状況にあります。また,外貨不足により,海外からの食糧調達が困難であることに加え,食料品を中心とした物価上昇も日常生活に影響を与えています。
- この協力は,食料不足に直面しているブルンジに対し,食料安全保障の改善,栄養状態の改善等を目的として,我が国政府米等による食糧援助を実施するものです。
- 我が国は,2016年8月に開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,アフリカにおける食料安全保障の促進を表明しており,この協力は同表明を具体化するものです。
[参考]
ブルンジ共和国はアフリカの東部に位置し,国土面積は約2.78万平方キロメートル(四国よりやや大きく,九州よりやや小さい),人口約1,019万人(2015年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は260米ドル(2015年,世界銀行)。