報道発表

玄葉外務大臣主催アリ・モザンビーク首相歓迎夕食会

平成24年2月21日

 本21日(火曜日)午後7時より約2時間,玄葉光一郎外務大臣は,東京の飯倉公館において,実務訪問賓客として来日中のアイレス・ボニファシオ・バプティスタ・アリ・モザンビーク共和国首相(Aires Bonifácio Baptista Ali, Prime Minister of the Republic of Mozambique)を歓迎する夕食会を主催しました。夕食会の概要は以下のとおりです。また,夕食会に先立ち,モザンビークに対する無償資金協力「マプト魚市場建設計画」の署名式が行われました。

  1. 冒頭
    玄葉大臣より,アリ首相来日を歓迎するとともに,東日本大震災を契機に示された連帯を大切にしつつ,今回の来日を機に二国間関係を一層強化したい旨述べました。また,2013年6月に横浜で開催予定のTICAD Ⅴに,ゲブーザ・モザンビーク大統領から出席意向の表明がなされたことに感謝の意を表明しました。これに対し,アリ首相より,今年に入ってから日本とモザンビークとの間でハイレベルの要人往来が多くあったことは意義深い旨述べるとともに,日本がTICADプロセスを通じて,モザンビークを含むアフリカの成長に貢献していることを評価する旨述べました。
  2. 二国間関係
    玄葉大臣より,昨今の日本企業の対モザンビーク投資への高い関心につき述べるとともに,今般,野田総理とアリ首相との間で交渉開始を確認した二国間投資協定について,早期締結に向けて交渉を進めたい旨述べました。また,夕食会に先立って署名式を行った「マプト魚市場建設計画」のような貧困削減に資する支援とともに,インフラ整備等,両国間のビジネス関係の発展に資する支援も積極的に行っていく旨述べました。さらに,地上デジタル放送の日本方式の採用を前向きに検討してもらいたい旨言及しました。これに対し,アリ首相より,日本企業の対モザンビーク投資への関心,日本からの支援に対する感謝の意が示され,モザンビークが持続的な経済成長を実現できるよう尽力していく旨述べました。
  3. その他,国際場裡における両国間の協力や、互いの地方政界における経験等についても活発な意見交換が行われました。
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