報道発表

アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)情報共有センター(ISC)日本人候補(遠藤氏)の事務局長就任

平成22年3月10日
  1. 本10日(水曜日)、シンガポールで開催中の第四回アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)情報共有センター(ISC)総務会において、わが国が候補として擁立していた遠藤善久(えんどう よしひさ)氏が全会一致で第二代事務局長に選出されました。
  2. 我が国はReCAAP設立を主導し、伊藤嘉章(いとう よしあき)氏を初代事務局長として派遣しました。同事務局長の活躍もあり、最近、同センターの活動は、情報共有と海上取締能力向上への取り組みを含む地域間協力のモデルとして国際的にも注目されています。新事務局長のリーダーシップの下、ReCAAPのさらなる発展を期待しています。
  3. マラッカ海峡における海賊事件の発生件数は、周辺国の取締り努力やReCAAPの活動などが着実に効果をあげているため、年々減少傾向にあります。わが国は次期事務局長の選出により、引き続き、同センターへの積極的な人的貢献などの支援を続けていく所存です。

(参考1)遠藤善久氏
     1952年生まれ。1976年外務省入省。2004年総合外交政策局審議官。2007年退官。

(参考2)アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP:Regional Cooperation Agreement on Combating Piracy and Armed Robbery against Ships in Asia)
     (1)わが国主導により協定作成交渉が開始され、2004年11月に採択。2006年9月発効。
     (2)締約国:15カ国
     日本、シンガポール、ラオス、タイ、フィリピン、ミャンマー、韓国、カンボジア、ベトナム、インド、スリランカ、中国、ブルネイ、バングラデシュ、ノルウェー
     (3)情報共有センター(ISC:Information Sharing Centre)
     本協定に基づき2006年11月29日にシンガポールに設立。現事務局長は外務省職員の伊藤嘉章氏。事務局長の任期は3年間。

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