
「ハイチに関する閣僚級会合」の概要
平成22年1月26日
- 武正公一外務副大臣は、1月25日(月曜日)(現地時間)にモントリオール(カナダ)で開催された「ハイチに関する閣僚級会合」に出席しました。
- 会合には、主催国のキャノン・カナダ外相のほか、ベルリーヴ・ハイチ首相、クリントン米国務長官、クシュネール仏外相やEU、中南米諸国、国際機関等の代表が出席し、緊急人道支援の継続や国際的な援助調整の必要性を確認しました。また、被災後の復興ニーズ評価を迅速に行い、3月にニューヨークで国際会議を開催することとなりました。
- この会合において我が国は、国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)への自衛隊部隊の派遣及び総額約7,000万ドルの支援を行う用意があることを表明しました(武正副大臣ステートメント和文/英文)。
- 我が国は、今後とも国際社会と協力しつつ、震災国である我が国の経験や知見を活かし、ハイチの復旧・復興に向けて積極的に取り組んでいきます。
(参考1)ハイチにおける大地震
日本時間1月13日午前6時53分(現地時間午後4時53分)、ハイチの首都ポルトープランス郊外約15キロで、マグニチュード7.0の強い地震が発生。報道によれば少なくとも数万人が死亡し、アンナビ事務総長特別代表など国連関係者も多数死亡。また、30万人前後が家を喪失し、被災地域全体の住民数は350万人前後、被災地中心部では建物の8~9割が損壊したとみられる。被災地のインフラは壊滅的打撃。
(参考2)総額約7,000万ドルの内訳
- 緊急支援:2,500万ドル超(表明済みの500万ドルを含む)
- 復興支援:4,500万ドル