談話
モルディブにおける大統領選挙の実施について(外務報道官談話)
平成25年11月20日
1 我が国は,モルディブにおいて大統領選挙が,プロセスの遅れ等の困難を乗り越えて,平穏かつ成功裡に実施され,16日の決戦投票において,アブドゥッラ・ヤーミン・アブドル・ガユーム新大統領が選出されたことを歓迎します。
2 我が国は,今後新大統領の下で,モルディブにおける民主化の進展を含め,モルディブの更なる発展のためにあらゆる関係者が一致団結して協力していくことを期待します。
3 我が国は,モルディブのかかる努力を引き続き支援し,協力関係を更に発展させていく考えです。
(参考)
(1)モルディブの大統領選挙については,2013年11月9日,第一回投票が実施されたが過半数を制する候補がいなかったため,得票数上位2名のナシード前大統領(モルディブ民主党(MDP))とヤーミン・モルディブ進歩党(PPM)議員団長が,16日の決選投票に臨んだ。開票の結果,ヤーミン候補が勝利した。各候補の得票数及び得票率は以下の通り。
ア. | アブドゥッラ・ヤーミン・アブドル・ガユーム・モルディブ進歩党(PPM)議員団長 | 111,203票 | (51.39%) |
イ. | モハメド・ナシード前大統領(モルディブ民主党(MDP)) | 105,181票 | (48.61%) |
(2)今次選挙は,2008年に民主的な憲法が制定されてから2度目の大統領選挙。今回の選挙においては,予定されていた投票日が直前に延期されるなどの困難な状況は見られたものの,最終的には,大統領選挙は平穏かつ成功裡に実施された。
(3)今回の選挙の重要性に鑑み,我が国政府は,選挙監視団を派遣した。