記者会見

岩屋外務大臣臨時会見記録

(令和6年10月4日(金曜日)18時20分 於:本省大臣接見室)

冒頭発言

(大臣)先ほど、韓国のチョ・テヨル外交部長官と初めて電話会談をいたしました。
 冒頭、長官から、私の就任に祝意の言葉を頂きまして、私からお礼申し上げたところです。私からは、日韓は国際社会の様々な課題にパートナーとして協力すべき重要な隣国であり、両首脳、今は石破・ユン両首脳のリーダーシップの下に、これから私とチョ長官と緊密に連携して、日韓関係を更に発展させていきたいと申し上げました。
 現在の良好な両国の関係を持続可能なものとしていくためには、両国間の相互理解が更に深まるということが重要だと思っております。チョ長官との間で、来年の国交正常化60周年、この記念すべき機会を捉え、更なる交流を後押しする環境を醸成していこうということで一致をみたところです。
 さらに、核・ミサイル問題を含む北朝鮮への対応についても意見交換を行いました。深刻に懸念すべき現下の情勢について、引き続き、日韓、日韓米で緊密に連携して対応していくことでも一致をみたところでございます。また、北朝鮮の人権問題についても議論を交わし、拉致問題についても緊密な連携を改めて確認したところでございます。
 今の厳しい戦略環境の下、日韓の緊密な連携は、両国にとって、また地域にとって、国際社会全体の平和と安定に極めて重要だというふうに考えております。先ほどの電話会談を終えまして、私としても、この認識の下に日韓の協力が更に堅固で幅広いものになるよう、しっかり取り組む決意でございます。

質疑応答

(記者)大臣ご自身、早期に訪韓して直接会談を行うお考えがあるか、その意気込みについてお願いします。

(大臣)チョ長官からも是非来ていただきたいということですし、私もできるだけ早く韓国を訪問したいと思っています。両首脳がシャトル外交をやるような時代に入っているわけですから、外相同士もシャトル外交を是非やりたいと考えています。

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