記者会見

北村外務報道官会見記録

(令和8年6月24日(水曜日)15時44分 於:本省会見室)

冒頭発言

(1)「アフリカユースプログラム」アフリカからの高校生招聘

【北村外務報道官】冒頭、私の方から2点です。
 1点目は、対日理解促進交流プログラム「アフリカユースプログラム」についてです。昨日、報道発表も行っていますが、6月29日から7月8日まで、アフリカのガーナ、カメルーン、コートジボワール、ケニア、モザンビークの5か国の高校生124名、それと引率者10名の計134名が訪日いたします。
 日本は、昨年8月に開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD9)において、アフリカへの投資促進を始めとする7つの分野で、日本としての取組を加速することを表明していますが、若者・女性に焦点を当てた人材育成・人材交流もその一つであり、本事業はそれを具体化させるものです。
 訪問中、一行は、東京での日程に加えて、いくつかのグループに分かれて地方訪問も行う予定にしています。
 今回の交流プログラムを通じ、日本とアフリカの次世代を担う青少年の相互理解を促進し、一人一人が日本とアフリカ諸国のつながりを将来にわたって強化する架け橋となることを期待しています。

(2)令和8年度こども霞が関見学デー開催

【北村外務報道官】2点目は、こども霞が関見学デーについてです。今日は、広報キャラクターの「ラビット」にも来てもらっています。7月22日から7月30日に、令和8年度外務省「こども霞が関見学デー」を開催します。
 これは、夏休み期間中に、各府省庁等が連携し、子供たちに広く社会を知ってもらうこと、政府の施策に対する理解を深めてもらうこと、そして、活動参加を通じて親子の触れ合いを深めてもらうことを目的とした取組です。
 外務省では、7月29日(水曜日)と30日(木曜日)に、外務省の仕事や世界の国々について理解を深めていただけるような様々なプログラムを開催します。具体的には、省員による仕事紹介やクイズ等を行う「外務省訪問プログラム」、「さかなクン」による講演、国連と日本に関する講演、さらには外交史料館でのミニ講座等を予定しています。
 この外務省訪問プログラムでは、この「ラビット」やパスポートのイメージキャラクター「パスポくん」も参加する予定です。
 また、外務省関係機関である国際交流基金やJICA地球ひろば、さらには東京日仏学院、国連大学、日本ユニセフ協会、リスト・ハンガリー文化センター、そして日本アセアンセンター、こうした機関においても各種プログラムが開催されます。詳細は外務省及び関係機関のホームページを参照いただければと思います。
 未来を担う子供たちが、外国の文化や日本の外交について触れ、楽しみながら学ぶことができる貴重な機会ですので、多くの方に参加いただければと思います。
 私からは以上です。

質疑応答

中国による東シナ海での掘削

【毎日新聞 田所記者】午前中の木原長官の会見の、東シナ海ガス田開発の続きの質問ですけれども。木原長官は、東シナ海で中国がガス田の新たな掘削の動きがあるということで、外交ルートで抗議したと明かしました。その抗議についてですけれども、抗議は何日付で、通常の金井アジア大洋州局長から施泳(シ・エイ)次席公使へなど、どのレベルでの抗議でしょうか、教えていただければと思います。

【北村外務報道官】御質問にお答えする前に、まず長官が既にお答えしておりますけれども、この問題についての事実関係及び日本政府の基本的立場についてお答えします。まず、東シナ海の地理的中間線の西側の海域におきまして、今般、中国側が移動式掘削船を停船し、固定していることが確認されました。このため、海上保安庁が、付近を航行する船舶の安全を確保するために、6月22日に航行警報を発出しています。
 その上で、東シナ海の排他的経済水域及び大陸棚の境界が未だ確定していない、こういう状況において、日本側からの度重なる抗議にもかかわらず、中国側がこの海域において、一方的な開発行為、あるいはその既成事実化、その試みを継続していることは極めて遺憾であります。
 そうした立場の下、6月22日に、金井正彰・外務省アジア大洋州局長から施泳・在京中国大使館次席公使に対して抗議を行いました。また、その際、東シナ海資源開発についての日中間の協力に関する「2008年合意」、それに基づいて、国際約束締結交渉を早期に再開すること、そして、同合意を早期に実施すること、それを強く改めて申し入れたところです。


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