記者会見
茂木外務大臣臨時会見記録
(令和元年11月15日(金曜日)16時40分 於:本省中央玄関ホール)
冒頭発言
【茂木外務大臣】今日,本年の9月に北京市で拘束された40代の邦人男性が帰国したことを確認しております。健康状態も問題ないとそのように聞いております。本件につきましては私(大臣)も王岐山国家副主席に対して,また安倍総理も李克強国務院総理に対して中国側の前向きな対応,こうしたことを強く申し入れてまいりましたが,今回解放につながったということで,また詳細につきましては本人等から確認したいと思いますが,まずは無事に帰国されたと,そのことについてはよかったと思っております。
質疑応答
【記者】健康状態良いということですが,現状男性はどのような状況に。
【茂木外務大臣】おそらく飛行機から降りてですね,私は国会にいたのであれですけれども,おそらく,状況わかりませんけれども,ご家族と会うなり,静かな環境の中にいらっしゃるんだと思います。
【記者】今回の件以外にも拘束されている方がいると思うんですけれども,今回の件が早期解放に至った理由を教えていただけますか。
【茂木外務大臣】それぞれの拘束事案,それぞれ事情が異なっているのは確かですが,今回の件につきましてはですね,これから日中がハイレベルの往来を重ね,そしてまた来春の習近平国家主席の国賓としての訪日,来日,こういうのも見据えながら,様々な交流を進めていく,良い環境の中でお迎えをしたいという中でですね,ひとつひとつの懸案をしっかり処理をしていく,その一環として,私からも,安倍総理からも,中国側に強く申し入れてきた案件でして,それが実現したということです。
【記者】中国側の方から,今回の解放にあたって拘束をした理由などについて日本側に説明をされているんでしょうか。
【茂木外務大臣】様々な情報がありますが,事柄の性格としてコメントは差し控えたいと,そのように思います。
【記者】説明はじゃあ何もない,説明があっても公表はできない。
【茂木外務大臣】そういうことです。