記者会見

河野外務大臣臨時会見記録

(平成30年10月20日(土曜日)14時54分 於:デンマーク・コペンハーゲン)

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冒頭発言

【河野外務大臣】P4Gサミットでは,冒頭,北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程のミサイルのCVIDに向けた国際社会の支持に感謝を申し上げるとともに,安保理決議の完全な履行を引き続き求めました。その上で,日本が人間の安全保障の考え方に基づいて,SDGsの採択以前から「誰ひとり取り残さない」社会の実現に向けて取り組んできた実績を強調すると同時に,SDGs達成に向けた資金ギャップを埋めるために,国際社会が国際連帯税を含む革新的資金調達のあり方を真剣に検討する必要がある旨,訴えてまいりました。来年のSDGs首脳級会合に向け,P4Gとの協力関係を強化し,SDGsの実現に向けた具体的な取り組みを加速化していきたいと思います。
 また,二国間関係ではデンマークのラスムセン首相に表敬をし,昨年の日本デンマーク外交関係樹立150周年以来,安倍総理のデンマーク訪問,あるいは150周年に向けたデンマークの皇太子殿下,妃殿下の来日,日本の皇太子殿下の御訪問といった要人の往来が活発に続いていることを歓迎するとともに,両国の戦略的パートナーシップに基づく協力が着実に浸透していることを歓迎をいたしました。
 また,外務大臣との外相会談では,昨年から様々な分野で二国間関係が進展をし,協力が進んでいること,自由貿易を守っていく立場として日EU EPAの早期発効に向け協力していくことを確認をいたしました。また,北朝鮮情勢を始め,様々な国際情勢について,意見交換をしました。私の方からは以上です。

質疑応答

【記者】まず,最初に,P4Gサミットの件なんですけども,今回P4Gサミットの主軸というのがSDGsということであったと思います。今後,日本でG20,TICAD等日本で国際会議が相次ぎますが,そういった中で,SDGsについてどのように反映していくのか,おうかがいしたいと思います。

【河野外務大臣】日本が主張してきた人間の安全保障と,このSDGsの「誰ひとり取り残さない」という考え方は非常に親和性が高いものだと思っております。そういう中で,今日は日本の取り組みと,革新的な資金調達をこのSDGs達成のためにはやっていかなければならないということを訴えることができました。来年のG20,あるいはTICAD7でも,そうしたことに向けて具体的な取り組みを加速化できるようしっかり取り組んでまいりたいと思います。

【記者】先ほど,P4Gのサミットの中,写真撮影の際に,韓国の文在寅大統領とお話をされていたかと思います。どういったお話をされたのか,それから国際情勢や訪日等という話はあったのか,おうかがいしたいと思います。

【河野外務大臣】文在寅大統領,それから康京和外務大臣と今日,いろいろな場面で,二国間関係を中心に,立ち話をすることができました。二国間関係について,具体的に少しいろんな話をしましたが,内容については,差し控えたいと思います。

【記者】基本的には二国間関係について,ということですか。国際情勢というよりは。

【河野外務大臣】そうですね,二国間関係について様々な話をいたしました。

【記者】訪日についてのお話は。

【河野外務大臣】ありませんでした。

【記者】話題,変わります。サウジアラビア政府のジャーナリスト殺害の件についてうかがいます。サウジアラビア政府を厳しく批判してきたジャーナリストがトルコにあるサウジアラビアの総領事館で死亡したことを,サウジアラビアの政府が認めました。問題に関わった情報機関の副長官等が公表されましたが,こうしたジャーナリストが政府に殺されるという異例の事態を受けて,この件への受け止めを改めてお願いします。また,日本として今後の対応をうかがいます。

【河野外務大臣】亡くなられたということが確認されたということで,非常に残念に思っております。しっかりとした捜査が行われ,公正かつ,透明性のある対応が取られることを日本としては引き続き求めて参りたいというふうに思っています。

【記者】この件についてはアメリカ等と他国と,確認をされたり,話をされたりといったことは。ポンペオ長官も現地に行っていましたけれども,何かアメリカに話を聞いたり,そういったことはお考えはおありでしょうか。

【河野外務大臣】捜査がまだ引き続き行われているようですから,ある程度の目処がたった時点で日本としても様々情報は確認していきたいと思っております。

【記者】この件については,政府の発表では,焦点となったムハンマド・ビン・サルマン皇太子等首脳部の関与については一切言及されていませんでした。これについては,どのようにお考えですか。

【河野外務大臣】まだ捜査が行われているところですので,その進展を待ちたいと思っておりますし,透明性のある対応をされることを望みたいと思います。

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