記者会見

河野外務大臣会見記録

(平成30年1月26日(金曜日)9時42分 於:官邸エントランスホール)

冒頭発言

河野外務大臣の訪中

【河野外務大臣】明日から月曜日の未明にかけまして,中国の北京を訪問し,中国の王毅(おう・き)外交部長を始め,中国側の要人との間で様々会談を行いたいと思っております。
 日中関係の更なる関係改善,あるいは喫緊の課題である北朝鮮問題,その他について意見交換をしてまいりたいと思っております。日中両国の関係改善のみならず世界第2,第3の経済大国が肩を並べて地球規模課題に様々一緒に取り組んでいく,そうした議論ができたらと思っております。

安倍総理の平昌オリンピック開会式参加

【記者】安倍総理の平昌五輪の出席についてお尋ねします。今回の出席というのは日本の外務省がですね,日韓合意にこだわっていないというようなメッセージを伝えることにはならないのでしょうか。

【河野外務大臣】今回,国会日程その他,諸般の事情が許せば,総理,訪韓されるということになると思います。オリンピックは平和の祭典ということでもあり,また2020年の東京オリンピックもありますので,平昌オリンピックの成功に向けて日本も様々努力を一緒にしていきたいということだろうと思います。

トランプ米国大統領のTPPに関する発言

【記者】アメリカのトランプ大統領が,一部メディアのインタビューで大幅に有利な条件になればという条件付きで,TPP復帰の可能性について示唆をしましたけれども,これについて大臣の受け止めをお願いします。

【河野外務大臣】TPP,アメリカを含め12か国で交渉してまとめたものですので,特にこれを変えるつもりはございません。11か国で3月にしっかりと署名ができるように茂木大臣を中心に準備されてきましたので,日本としてはTPP11,しっかり発効に向けて進めてまいりたいと思います。

【記者】変えるつもりはないというのはどういう意味ですか。

【河野外務大臣】トランプ大統領が大幅に良くなればみたいなことをおっしゃったと承知しておりますけれども,既にアメリカを含めて分厚いTPPの中身が決まっているわけですから,これアメリカを含めてやっていることですので,是非,アメリカには戻ってきてもらいたいと思いますが,我々としては,TPP11をしっかり発効させていきたいと思っています。

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