記者会見

河野外務大臣臨時会見記録

(平成29年9月15日(金曜日)10時05分 於:本省中央玄関)

冒頭発言

【河野外務大臣】今朝の北朝鮮のミサイル発射を受けまして,先ほどNSCの前にティラソン国務長官と電話会談を行いました。日米韓で国連安保理の緊急会合を要請をしてニューヨーク時間金曜日の午後3時に安保理が招集されることになるということです。ティラソン長官とは安保理決議が採択された直後の北朝鮮の暴挙でございますので,様々,国際社会でしっかり連携をして圧力をかける必要がある,先般採択された国連安保理決議が全ての国によって完全に履行されるよう,日米韓でしっかり働きかけをしていくということになりました。また,国連総会がございますので,日米首脳会談並びに日米韓首脳会談が開催されると思いますが,そこへ向けて韓国の康京和(カン・ギョンファ)長官も入れて,3人で少し調整をしていこうということです。

質疑応答

【記者】北朝鮮に対する抗議は既に行ったのでしょうか。

【河野外務大臣】行いました。日本国民の強い憤りを伝えると同時に,最も強い言葉で非難を致しました。

【記者】アメリカ以外の関係国と今日電話会談を行うような調整をされているのでしょうか。

【河野外務大臣】様々,調整中です。

【記者】先ほど外務省に入られるときにICBM(と発言された件)について。

【河野外務大臣】防衛省で今分析中です。

【記者】まだ確認はされていないということですか。

【河野外務大臣】分析中と聞いています。

【記者】飛距離3,700kmでグアムが射程圏内に入る距離だと思うのですが,アメリカに対する挑発だというふうに受け止められますでしょうか。

【河野外務大臣】北朝鮮が国際社会に対して暴挙を繰り返しているということだと思っています。

【記者】この間採択されたばかりの安保理決議に対する反発だと思っていらっしゃいますか。

【河野外務大臣】北朝鮮はもうこのミサイルの発射,あるいは核実験ということを繰り返しておりますが,これは国際社会に対する強い挑戦でありますので,北朝鮮に対して最大限の圧力をかけて,非核化の意思を明確にした上で対話のテーブルについてもらいたいと思います。

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