記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成27年12月15日(火曜日)10時19分 於:官邸エントランスホール)

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日韓局長協議

【フジテレビ 藤田記者】今,日韓局長協議が行われているのですけれども,朴槿恵(パク・クネ)大統領は,年内の慰安婦問題の妥結に向けて意欲を示していますけれども,日本側としても何か妥結に向けた前向きな希望というのは見いだせている状況なのでしょうか。

【岸田外務大臣】本日15日ですが,日韓局長協議を行います。そして,慰安婦問題につきましては,先の日韓首脳会談におきまして,本年が日韓国交正常化50年という年であることを念頭に,早期の妥結を目指し,協議を加速するとされました。
 こうした首脳の確認,指示に基づいて局長協議をはじめ,引き続き努力を続けていかなければなりません。両国にとりまして,極めて敏感であり,そして難しい課題であります。
 よってこの見通しを申し上げることは難しいとは思いますが,両国首脳の確認を受け,こうした指示を受けて,是非,この局長協議においても,しっかり議論してもらいたいと思いますし,両国の関係者は努力を続けていかなければならないと考えています。

【フジテレビ 藤田記者】現状においては,立場は,並行線をたどっているのか,歩み寄りがあるのか,現状はいかがですか。

【岸田外務大臣】現状を一言で評価するのは,そう簡単ではありません。今まで議論を積み重ねてきた,こうした内容も踏まえて引き続き努力をいたします。

産経新聞前ソウル支局長の裁判

【フジテレビ 藤田記者】産経新聞の前ソウル支局長の在宅起訴の問題なのですけれども,17日にも判決の言い渡しが行われる予定です。これに対して,日本側から韓国政府に対して何かしら働きかけは行っているのでしょうか。

【岸田外務大臣】ご指摘の点につきましては,これまでも私(大臣)自身も,尹炳世(ユン・ビョンセ)長官に対して,様々な働きかけを行ってきましたし,日本政府としましても韓国側に働きかけを行ってきました。
 表現の自由,報道の自由,あるいは日韓関係,こうした観点から様々なレベルを通じて累次にわたり,こうした懸念を伝え,韓国側に適切な対応を求めてきました。
 判決,今の予定ですと,17日に判決が行われると承知をしておりますが,引き続き,時間は限られてはおりますが,日本側としましては,様々な機会をとらえ,様々なレベルを通じて,引き続き懸念を伝え,韓国側に適切な対応を求めていきたいと考えます。

HNSに関する日米協議

【朝日新聞 安倍記者】アメリカとのホスト・ネーション・サポートですが,前回はまだ交渉中というようなことでしたけれども,現在の状況を,交渉の状況は今いかがでしょうか。

【岸田外務大臣】今現在,交渉は続いております。しかし,今,最終段階に至っていると受け止めています。近く発表が出来るのではないかと期待しています。

G7広島外相会合

【AFP通信 長谷川記者】昨日,広島でもお話しされたと思うのですけれども,G7の外相会議の際に,他の大臣にも広島の被爆地の訪問をすることを話しかけられたかと思うのですけれども,その趣旨について,もう一度お話して頂いてもよろしいでしょうか。

【岸田外務大臣】昨日,広島におけるG7外相会議の際に,広島県広島市から推薦されている場所を視察させて頂きました。その際に申し上げたことではありますが,世界の指導者に広島・長崎を訪問して頂き,被爆の実相に触れて頂くということは,核兵器のない世界を実現しようという国際的な機運を高める上で,大変重要だと認識をしています。このような観点からG7の外相に自然な形で平和記念公園を訪問して頂けるように,外務省においてG7外相会議の関連行事を検討していきたいと考えております。こうしたことを昨日も申し上げた次第であります。

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