記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成27年11月20日(金曜日)10時25分 於:官邸エントランスホール)

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冒頭発言

(1)岸田大臣の第6回日豪外務・防衛閣僚協議出席

 私は,本日(11月20日)から23日までの日程でオーストラリアを訪問いたします。
 ターンブル政権成立後初めてとなります日豪外務・防衛閣僚協議(「2+2」)に中谷防衛大臣と共に出席をし,また,ビショップ外相と外相会談を行います。
 今回の訪問では,安全保障協力を含む二国間関係のみならず,テロ対策や南シナ海を含む地域や国際社会の課題について議論を行い,日豪両国の「特別な関係」を一層強化したいと考えています。

(2)第70回国連総会第3委員会における北朝鮮人権状況決議の採択

 本20日未明,ニューヨークで開催中の国連総会第3委員会において,我が国及びEUが共同提出した,強い内容の北朝鮮人権状況決議が,昨年を上回る112票の賛成を得て採択されたことを高く評価いたします。
 このことは,拉致問題を始めとする,北朝鮮の人権侵害についての国際社会の強い懸念の表れであります。
 今回の決議採択が,拉致問題の早期解決につながり,また北朝鮮の人権状況の改善に資することを強く期待するとともに,国際社会とも協力して,北朝鮮に対し具体的な行動をとるよう引き続き強く求めてまいります。

APECでの日米首脳会談

【TBS 長谷川記者】昨日の日米首脳会談で安倍総理が南シナ海での自衛隊の活動について,日本への影響を注視しつつ検討するという発言をされています。これは将来的に日米の歩調を合わせた南シナ海での自衛隊の展開を想定したものと理解してよろしいのでしょうか。

【岸田外務大臣】日米首脳会談におきましては,安倍総理から米軍の航行の自由作戦を支持する旨述べつつ,緊張を高める一方的な行為全てに反対であるという旨を伝え,そして,オバマ大統領からは航行の自由作戦については,日常の行動として実施していく旨発言がありました。そして,米国の航行の自由作戦に我が国として参加するというような具体的な計画はありませんし,我が国の立場は従来と変わっていないと考えています。

【NHK 渡辺記者】日米の首脳会談ですね,それを改めて評価と,今の件ですが,これは具体的な計画はないということなのですけれども,総理が発言した以上は何らかのお考えがあると思うのですが,あくまでも計画というよりも,考えとしてそういうことがあるのかどうかという,アメリカとの共同の行動をするかどうかという,その辺はどうなのでしょうか。

【岸田外務大臣】我が国として何か新たな具体的な計画はありません。我が国は従来から行ってきたことですが,ODAや,あるいは自衛隊による能力構築支援ですとか,あるいは防衛装備協力,こうした支援をシームレスに組み合わせて関係国を支援していく,こうしたことを従来同様続けていく,こうしたことであると思っています。要は従来と変わらないと考えます。

「表現の自由」国連特別報告者の訪日延期

【朝日新聞 安倍記者】一部報道で,国連の表現の自由を調査する国連の担当者が日本での調査を予定していたところ,日本政府の要請でその調査が延期されたと伝えていますけれども,その事実関係と調査延期を要請した理由についてお聞かせ下さい。

【岸田外務大臣】国連の人権理事会から任命されたデビッド・ケイ「表現の自由」国連特別報告者ですが,12月1日から8日にかけて訪日を計画し調整が行われていた,これは事実であります。しかしながら12月の初めの時期は予算編成作業等,他の業務との関係で日本政府として十分受入体制を整えることが困難な見通しであるため,政府として万全の体制で受け入れるべく,先方に対しまして日程の再調整を申し入れました。そしてその結果,先方の理解を得たということであります。現時点で新たな日程は決まってはおりませんが,引き続き調整をしていきたいと考えています。

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