記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成27年11月13日(金曜日)9時41分 於:官邸エントランスホール)

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冒頭発言

岸田大臣のフィリピンAPEC出席

【岸田外務大臣】私(大臣)は,15日から17日までフィリピン・マニラを訪問し,APEC閣僚会議に出席をいたします。
 今回のAPEC閣僚会議では,私(大臣)から,質の高いインフラ投資の推進等,APECにおける様々な我が国の取り組みを説明しつつ,地域経済統合の推進に向けた日本の貢献について発信したいと考えています。
 二国間会談については,議長国フィリピンに加え,タイ,カナダの新しい外務大臣と会談する予定にしております。

岸田大臣のフィリピンAPEC出席

【フジテレビ 藤田記者】APECですが,アメリカのホワイトハウスでAPECの機会に日米首脳会談を開催するという発表をしました。そこで南シナ海の今,緊迫した状況が続いているのですが,どのような一致点をアメリカと得たいとお考えでしょうか。

【岸田外務大臣】日米の首脳会談をAPECの際に開催することを予定しています。会談の中身ですが,双方の首脳間で率直な意見交換が行われるものと思われますが,まだ具体的に今の段階で確定的に申し上げることは控えたいと思います。ただいずれにせよ南シナ海における問題は,国際社会共通の関心事項であり,そして海における法の支配ですとか、航行の自由ですとか,こうしたものはしっかりと訴えていかなければいけない課題であると認識をいたします。

中国海軍の情報収集艦の尖閣諸島南方航行

【フジテレビ 藤田記者】海の問題なのですけれども,尖閣諸島でこの数日,中国の海軍の船が不審な動きをしておりました。これの受け止めはどのようなものでしょうか。

【岸田外務大臣】11月11日17時頃から12日19時頃にかけ,尖閣諸島南方の接続水域の外側を東西に反復しながら航行する中国海軍の情報収集艦1隻を海上自衛隊が確認したということを承知しております。我が国政府としましては,我が国周辺海域における中国艦艇の動きを含め,中国軍の動向については引き続き注視をしていきたいと考えます。

日韓局長協議

【フジテレビ 藤田記者】11日なのですけれども,日韓局長協議が行われました。日韓首脳会談の後,初めての局長協議ということになったのですけれども,韓国側は慰安婦問題について年内の妥結ということを言ってきているのですけれども,今回の局長協議でどのような進展があったのかということと,年内にもう一度こういった局長協議というものは開催されるのでしょうか。

【岸田外務大臣】11日に,我が方が,石兼アジア大洋州局長,先方が李相徳(イ・サンドク)韓国外交部東北アジア局長,この2人の局長間で日韓間の諸課題に関し,幅広く議論を行いました。詳細は控えますが,両者は双方の立場を主張し,そして異なる立場の中での接点を探る努力を行い,そして様々な課題について,引き続き議論を続ける,こうしたことになったと報告を受けています。現時点で何か決まったことはありませんが,次回の協議につきましては,できるだけ早い段階で開催するということで今後調整していくということになっております。

【フジテレビ 藤田記者】時間を区切ってなにかというものでは今のところないということなのでしょうか。

【岸田外務大臣】次回の協議については今申し上げた通りであります。そして様々な諸課題について議論を行いましたが,何か決まったということはありません。

日豪関係

【フジテレビ 藤田記者】今月下旬に日本とオーストラリアの2プラス2が開催される方向になっているのですけれども,日本としては新型の潜水艦の受注を目指しているのですけれども,オーストラリアの政権交代がありました。これによって何か影響というものは受けるのでしょうか。

【岸田外務大臣】今,2プラス2の開催に向けて調整を行っております。そして潜水艦問題については,日本とオーストラリアにおける安全保障の協力,これは地域の平和と安定に係わる重要な課題であるという考えであること,これは全く変わっておりません。そして,この潜水艦の問題については,競争的評価プロセスに従って手続きが進んでいるということであります。日本としましては 日本での建造,豪州国内での建造,そして両国での建造,の3つのオプション全てに対応できるよう真剣に検討を重ねていると承知をしています。それ以上についてはコメントは控えます。

慰安婦問題

【共同通信 河内記者】慰安婦問題に関してなのですけど,韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が,首脳会談後、初めて共同通信等との書面インタビューに応じまして,慰安婦問題について,被害者だけでなく,韓国国民が受け入れられる解決策を早急に提示することを期待すると,改めて日本政府側に解決策を提示するように求めたのですけれども,これについて受け止めをお願いします。

【岸田外務大臣】慰安婦の問題につきましては,先の日韓首脳会談で両首脳が一致した点は,要は,本年が日韓国交正常化50周年という節目の年であるということを念頭に,できるだけ早期に妥結をするために協議を加速化するよう指示をそれぞれ与えるという点,これを踏まえて引き続き議論を行っているということで,先の局長協議においても協議を行ったということであります。そして協議が引き続き続いております。その中で何か具体的に決まったということは,現時点では何もないと考えています。

【共同通信 河内記者】慰安婦問題の解決を目指す期限についてなのですけれども,朴槿恵大統領は年内と区切ることは避けて,近い将来,目に見える進展があることを期待するというような言い方をされたのですけれども,この解決・妥結に向けた期限については大臣はどのように・・・・。

【岸田外務大臣】これはもう首脳会談での両首脳が確認した点に尽きていると思っています。今年,節目の年であることを念頭にできるだけ早期に妥結するために協議を加速する,それに尽きると考えています。

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