記者会見

岸田外務大臣臨時会見記録

(平成27年2月1日(日曜日)19時56分 於:本省中央玄関ホール)

【岸田外務大臣】今回の悲劇に対しまして,米国のオバマ大統領,英国のキャメロン首相,フランスのオランド大統領,中東各国を始め,世界各国から深い哀悼の意と日本への連帯が表明されております。私自身,本日午後,ヨルダンのジュデ外相と電話会談を行い,そして在京アラブ外交団の表敬を受けました。ヨルダン及びアラブ各国から深い哀悼の意が表明され,アラブ各国大使からは日本の中東地域への支援と貢献に高い評価をいただきました。私からはヨルダンはじめ各国からの今回の支援に深い謝意を表明させていただきました。また本日,ヨルダンのアブドッラー国王と安倍総理の電話会談も行われました。私からは以上です。

【記者】今の電話会談ですが,これまで様々な国に対して電話会談を通じて協力を要請してきたと思いますが,早いうちにヨルダン以外の国と電話会談をする予定はありますでしょうか。

【岸田外務大臣】今回の件を通じて,いただいた様々な支援,あるいは連帯の表明など,各国からいただいた支援に対して謝意を表するということ,これは大変重要だと考えています。まだ具体的な日程等は決まっていませんが,様々な機会を捉えて私たちの考え方を伝えていきたいと思っております。

【記者】現地対策本部の件ですが,今,中山副大臣が陣頭指揮をとられております。今回悲劇というか最悪の事態となってしまいましたけど,今後,現地の体制を引き続き継続するのか,あるいは縮小等の変化があるのかその辺をお聞かせください。

【岸田外務大臣】今の段階ではこの現地対策本部,縮小・撤退等は考えておりません。今しばらく現地対策本部として,しっかりと活動を続けなければならないと考えます。

【記者】中山副大臣は引き続き当面は現地にいますか。

【岸田外務大臣】中山副大臣につきましても引き続き現地で頑張ってもらうつもりでおります。

【記者】総理が中東への支援の更なる拡大というようなことを仰っていますが,今後の検討等,具体的にどういうことを想定されているのかというのが,現段階でございましたらお願いします。

【岸田外務大臣】我が国の今日までの中東政策は,地域の平和や安定や繁栄に貢献してきたということで,国際社会,そして,とりわけ中東の各国から評価をいただいていると考えています。今日の在京アラブ外交団の大使の皆様方からも,それぞれ我が国の貢献に対する評価の言葉をいただいたことにも現れているのではないかと思っています。こうした我が国の取り組みは,これからもしっかり続け,我が国としての責任をしっかり果たしていかなければならないと考えています。総理の言葉にもそういった趣旨が込められているものだと思っています。我が国としまして,引き続き,各国,とりわけ中東の各国との連携を大事にしながら,我が国としての地域の平和や安定に対する責任をしっかり果たしていきたいと考えています。

【記者】総理が会見等で,今回の事件を受けてテロリストに対して罪を償わせなければならないという趣旨の発言をされていますが,この発言についての真意というか趣旨と,罪を償わせるために日本としてどういう行動をとることを想定した発言でしょうか。

【岸田外務大臣】日本としては,テロに屈することなく,引き続き関係各国と連携しながらテロとの戦いへの取り組みを続けていかなくてはならないと思っています。そして,その際には,やはり日本らしい非軍事的な貢献,これが期待されていると思っています。私も,先日,ベルギーでの講演ですとか,フランスにおける外相会談においても表明させていただきましたが,日本のテロとの戦いへの取り組み,たとえば,各国の警察能力の向上などテロ対処能力を向上するための支援ですとか,あるいは,来年2016年は我が国はG7の議長国を勤める予定になっています。こうした立場から,こうしたテロ対策における各国の連携を強化していく,こういった取り組みですとか,また更には,外国人戦闘員問題が大きく問題視されています。こうしたことですので,テロ資金対策ですとか,出入国管理対策ですとか,こうした国内対策もしっかりと取り組んでいかなければなりません。このように,テロ対処能力向上に対する支援ですとか,テロ対策の連携強化ですとか,あるいは,テロ資金や出入国管理といった国内対策ですとか,こういった非軍事的な取り組みにおいて,我が国としてしっかり貢献していくことが期待されているのではないかと考えています。

【記者】今回犠牲となった後藤さんの奥様の方には,外務省の方から連絡をされたということですが,外務省からどういうお言葉をかけられ,夫人からどういう反応があったのでしょうか。

【岸田外務大臣】後藤夫人には,いままでも緊密に連絡を取らせていただいております。そして,本日も連絡を取らせていただいております。ただ,具体的なご夫人とのやりとりについては,個人的な問題も含まれますので,私の方から具体的に申し上げるのは控えたいと思っています。

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