記者会見
岸田外務大臣会見記録
(平成25年5月21日(火曜日)8時22分 於:官邸エンントランスホール)
北朝鮮情勢
【NHK 大谷記者】飯島参与が帰国しました。これを受けて、外務省として、今後の北朝鮮への対応、どういった形で行っていくおつもりでしょうか。
【岸田外務大臣】基本的な対応については、従来どおり対話と圧力の方針の下、日朝平壌宣言に基づいて、拉致、核、ミサイル、こうした諸懸案を包括的に解決するべく努力をしていく、この基本的な方針は変わりません。
この基本的な方針の下、引き続き関係国とも連携しながら、この問題解決に向けて努力をしていきたいと考えています。要は基本的な方針は従来通りです。
【NHK 大谷記者】大臣は、飯島参与から直接、また間接的にでも会談の報告を受けたのでしょうか。
【大臣】報告については、然るべく形で報告は受けております。
【NHK 大谷記者】一方で、北朝鮮との対話方針を重視しようとしているのではないかということで、米国や韓国などからも懸念の声が出ているように見えますが、これに対してはどうお答えするおつもりですか。
【大臣】今、申し上げたように我が国の基本方針は対話と圧力、こうした方針です。これについては変わりませんし、各国とも、引き続きしっかりと意思疎通を図りながら連携していきたいと思っています。我が国の方針は変わらないということをしっかりと説明していきたいと思います。