記者会見

河野外務大臣臨時会見記録

(令和元年5月19日(日曜日)15時38分 於:タジキスタン(ドゥシャンベ))

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冒頭発言

【河野外務大臣】本日,ムフリッディン・タジキスタン外務大臣との会談を行いました。私から,今回の外相会合の議長国としての外務大臣の御尽力に改めて感謝申し上げ,今後とも地域協力の促進のため協力していくことで一致しました。また,二国間関係の幅広い分野での意見交換を行うとともに,除雪機材,救急車両の整備に関する無償資金協力に関する交換公文に署名をいたしました。
 今日はこのあと,UNDPの事務所にて,タジキスタンで殉職された秋野豊UNMOT政務官の顕彰プレートに献花をいたします。ソ連からの独立後,タジキスタンは内戦状態に陥り困難な状況になりましたが,このタジキスタンの和平の実現のために尽力され殉職された秋野UNMOT政務官に追悼と敬意を表し,秋野さんの遺志を受け継ぎ,タジキスタンの更なる発展に向け協力していきたいと思います。
 今回,中央アジア,タジキスタン初めての訪問となりましたが,「中央アジア+日本」第7回の外相会合を通じて,この中央アジアの地域,そして地域協力の重要性について認識を新たにしました。今後とも,幅広い分野で協力を行い,中央アジア諸国との関係を一層強化すると同時に,来年「中央アジア+日本」の議長国を日本が務めますので,しっかりとその成功に向けて努力してまいりたいと思います。私からは以上です。

質疑応答

【記者】今お話のありましたタジキスタンですけども,改めて日本側からとして,タジキスタンとこうして関係を強化していく意義を伺いたいと思います。また,昨日も聞きましたけれども,中国が,進出というか,経済力という意味では集中して積極的に投資しているところなので,そういう面でもお伺いできればと思います。

【河野外務大臣】国境を接している中国がタジキスタンと深い関係にあるというのは,昨日も申し上げたとおり,当然のことだと思いますが,外相会合あるいは一連の会談を通じて,タジキスタン,きわめて親日的な国であるということを認識を新たにいたしました。タジキスタン独立以来27年,一貫して国造り・人造りを日本は支えて参りましたし,2004年にこの「中央アジア+日本」という枠組みを先駆けて作ってきて,この中央アジアの地域協力を日本がいわば「触媒」となって進めてきた,そういうことが評価されたんだろうというふうに思っております。これからもこの中央アジア各国の地域協力がしっかり進んでいくように「触媒」としての役割を日本として果たしていくと同時に,このタジキスタンの人造り・国造り,積極的に支援をしていきたいと思います。

【記者】今回,会合を持たれた中央アジア5カ国は,いずれも北朝鮮と国交があってですね,関係が深いとされています。今年末には外貨稼ぎに出ている北朝鮮労働者を本国に送還させる安保理決議の期限を迎えますが,決議の完全な履行を求める日本としては,今回各国にどのように協力を求められたのでしょうか。

【河野外務大臣】日本として,安保理決議の完全なる履行を国際社会と一緒に一致してやっていくという立場に何ら変化はございませんし,今回の共同声明にもそのように謳われているようにですね,日本と中央アジア各国と立場に違いはまったくございません。

【記者】弊社の今日の世論調査結果によりますと,条件をつけずに日朝首脳会談を目指すとした総理の姿勢を「評価する」が,61.2%にのぼりました。この世論調査結果の受け止めと,今後,日朝会談に向けてですね,日本の外交の最高責任者としてどのように取り組まれていくのかお考えをお聞かせください。

【河野外務大臣】外交は世論調査でやるものではございませんので,特にコメントすることは差し控えますけども,この拉致被害者のご家族が高齢になっている今,一日も早いこの問題の解決のために,あらゆる機会をとらえ努力していくという政府の方針をしっかりと貫いて参りたいと思います。

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