記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成27年9月25日(金曜日)9時25分 於:官邸エントランスホール)

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冒頭発言

(1)外務省幹部人事

【岸田外務大臣】先ほどの閣議において外務省幹部人事等が承認・決定されました。各人の能力とこれまでの経験に鑑み,十分に能力を発揮出来るポストを選定し,外務省として万全の体制を整えるべく適材適所の観点から人事異動を行うこととしたという次第です。本省幹部の異動は次の通りとなります。官房長には山崎国家安全保障局審議官,総合外交政策局長には秋葉国際法局長,国際法局長には齋木経済局長,経済局長には金杉在韓国大使館公使,北米局長には森経済局審議官,領事局長には能化領事局長補佐を起用します。以上は10月6日付け発令です。更にアジア大洋州局長には,石兼国際協力局長,国際協力局長には山田南部アジア部長,そして南部アジア部長には梨田アジア大洋州局審議官を起用いたします。以上は10月16日付け発令となります。

(2)独立行政法人理事長の任命

【岸田外務大臣】二つ目は独立行政法人理事長の任命です。先ほどの閣議において独立行政法人理事長の任命に関し,10月1日付けで国際協力機構(JICA)の次期理事長に北岡伸一氏を任命すること,また国際交流基金の理事長に安藤裕康現理事長を再任することにつき了解を得られましたのでお知らせをいたします。

(3)岸田大臣の国連総会出席

【岸田外務大臣】三点目ですが,私(大臣)のワシントン訪問,そして国連総会出席日程についてです。28日から10月2日までワシントンDC,ニューヨークを訪問いたします。28日,ワシントンDCにおいて,カーター米国防長官と会談を行い,日米地位協定の環境補足協定に署名する予定にしております。
その後,ニューヨークでは,国連総会の関連会合に出席し,移民・難民,気候変動,軍縮・不拡散等のグローバルな課題に関し,知恵を出し,汗をかく日本の決意を伝えたいと考えています。
また,史上初の日米印外相会合に加え,日米韓外相会合,日韓外相会談を行う予定にしております。その他各国の外相との会談を通じ,日本の立場への理解を求めてまいります。

日露関係

【TBS 深井記者】国連総会での日露首脳会談が決まったとロシア側が発表しましたけれども,これの状況と,開催されればどのようなことを話し合われる予定かという見通しについてお願いいたします。

【岸田外務大臣】まず国連総会の際の日露首脳会談ですが,28日に開催する方向で今調整中であります。それ以外の会談につきましてはまだ決まってはおりません。引き続き調整を行っているとことであります。

【TBS 深井記者】どういった話が今回の議題なのでしょうか。

【岸田外務大臣】まず,先日の日露外相会談での議論を踏まえて,平和条約交渉,すなわち領土問題を始め,両国首脳間において率直な意見交換が行われることになると考えます。当然のことながら,それ以外の二国間関係,あるいは国際情勢についても意見交換が行われると考えます。大所高所から両国の首脳間で率直な意見交換が行われることを期待したいと思います。

日朝関係

【TBS 深井記者】北朝鮮の李洙墉(リ・スヨン)外相が国連総会に来ているという話ですけれども,今回,クアラルンプールで大臣と会談なさって以降,北朝鮮からまだ回答のようなものはないと理解しておりますけれども,今回,国連総会で接触,もしくはその場で何か報告を求めるようなことというのはお考えでしょうか。

【岸田外務大臣】今現在何も決まっておりません。

【朝日新聞 村松記者】日朝協議について2つお伺いします。まず一点は,先ほど冒頭にありました外務省人事で,伊原局長が交代されることが今日決まりましたけれども,北朝鮮からまだ第1回の公式通報がない中での交代,それについての理由について教えてください。
もう一点ですが,日朝協議について今までの非公式協議も含めてですね,北朝鮮側から従来の政府認定被害者の12名について,8人死亡,4人未認定という調査結果を覆す結果が得られていないと内々に伝達があったという報道が,朝日新聞も含めてありましたが,これに関しての事実確認と今後の日朝協議の進め方についてお願いします。

【岸田外務大臣】まず人事の方ですが,人事につきましては適材適所,更には政策の継続性等,様々な観点を総合的に考慮した上での結果であります。それから,ご指摘の北朝鮮から通報があったのではないかということでありますが,今現在,北朝鮮側から調査の結果について通報を受けたという事実は存在いたしません。今後につきましては,まずは8月の外相会談の結果,反応について,しっかりと確認をすることをしなければならないと考えています。その上で北朝鮮側から前向きな反応を引き出すために何が効果的なのか検討を続けていきたいと考えます。

日米地位協定の環境補足協定

【共同通信 蒔田記者】環境補足協定の件なのですけれど,どのくらい前に立ち入り調査が出来るかとか,そういう時期とか,そういうことがポイントかと思いますが,その点はどのような形になりそうでしょうか。

【岸田外務大臣】大筋合意はもう昨年行っており,そして,詳細について関連文書の調整等進めてきた,それをこの度署名するということであります。具体的な詳細,内容につきましては今の段階では控えるべきだと思います。昨年10月の大筋合意から今日まで努力を続けておりましたが,出来るだけ早く署名にこぎつけたいと考えていたところ,ようやく署名に至ることになったということです。

日朝関係

【毎日新聞 小田中記者】日朝の関係に戻りますけれども,日本側のカウンターパートが交代されるわけですけれども,その中で北朝鮮,8月の会談の内容を踏まえて反応を確認したいと話がありましたけれど,公式協議が長らく途絶えているわけですけれども,そのあたりについて進め方,運び方,どのようにお考えでしょうか。

【岸田外務大臣】公式協議についても今のところ,何も決まってはおりません。まずは先方の反応を確認したいと思っております。
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