外務大臣談話

令和6年7月10日

 7月8日(現地時間同日)、キーウを含むウクライナ各地に対し、ロシアによるミサイル攻撃が行われ、民間人に多くの死傷者が出る等ウクライナに甚大な被害が発生しました。今般の攻撃では、キーウにおける小児病院も攻撃を受けました。この小児病院は、2001年(平成13年)に、我が国が医療機材供与という形でその支援に携わったものです。

 今般の攻撃により、女性、子供を含む罪のない一般市民に多大な被害が発生したことに、強い憤りを覚えます。民間人及び民間施設への攻撃は、国際法違反であり、断じて正当化できないものであり、強く非難します。こうした観点から、9日(現地時間)に開催された国連安保理の公開会合においても、我が国を含む多くの理事国がロシアを非難しました。

 犠牲者になられた方々に心から哀悼の誠を捧げ、御遺族に対し謹んでお悔やみ申し上げるとともに、負傷者された方々に心からお見舞い申し上げます。我が国は、ロシアの侵略を止め、一日も早く公正かつ永続的な平和をウクライナに実現すべく、引き続き、国際社会と緊密に連携しつつ、ウクライナ政府、ウクライナの人々を力強く支援していきます。


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