外務報道官談話
ガザ地区に対する人道支援の拡大と監視に関する国連安保理決議の採択について(外務報道官談話)
令和5年12月23日
- 我が国は、12月23日(現地時間同22日)、国連安全保障理事会(安保理)において、ガザ地区に対する人道支援の拡大と監視に関する安保理決議第2720号が採択されたことを歓迎します。
- 我が国は、先般の戦闘再開以降、ガザ地区の人道状況が更に深刻化する中で、本件決議が、未だ残された人質の即時・無条件の解放や人道支援活動の拡大に資することが期待されること等を総合的に判断し、賛成票を投じました。我が国も安保理理事国の一員として、本件決議の採択のために積極的に取り組んできました。また、米国、UAE、エジプトを始めとする関係国の精力的な外交努力を高く評価します。
- 全ての当事者が、安保理決議第2712号及び同第2720号に基づき誠実に行動することを強く要請するとともに、本件決議により任命される国連の人道・復興上級調整官の活動を通じ、ガザ地区に対する人道支援が拡大され、人道状況の改善につながることを期待します。
- 我が国は、引き続き、関係国・国際機関と緊密に意思疎通を行いつつ、人質の即時解放、人道状況の改善、そして事態の早期沈静化に向けた外交努力を粘り強く積極的に続けていきます。
(参考)概要
12月22日(現地時間)、国連安全保障理事会において、ガザ地区への人道支援の拡大及び監視に関する決議案が、我が国を含む賛成多数で採択された(賛成13、棄権2(米、露)、反対0)。