外務報道官談話
新たな入植地に係るイスラエル政府の承認(外務報道官談話)
令和7年12月24日
- 我が国は、イスラエル政府が、ヨルダン川西岸地区において11の新たな入植地を建設し、8つの無認可入植地拠点を合法化することを承認したことを深く懸念するとともに、我が国を含む国際社会の再三の呼びかけにもかかわらず、イスラエル政府が入植活動を継続していることについて、改めて強い遺憾の意を表明します。
- 入植活動は国際法違反であり、「二国家解決」の実現を損なうものです。我が国はこれまで、国際社会と連携し、暴力的行為に関与する入植者4名に対する制裁措置を講じてきました。イスラエル政府に対し、上記決定の撤回及び入植活動の完全凍結を改めて強く求めます。また、イスラエルの入植者によるパレスチナ人に対する暴力増加の報道を深刻に懸念しており、これを非難するとともに、イスラエル政府が入植者による暴力を防止するために適切な措置を速やかに取ることを求めます。
- ガザをめぐる情勢の安定化に向けた国際的な取組が進められる中、我が国はヨルダン川西岸地区においても緊張を高める行為を控えることの必要性を改めて呼びかけます。

