外務報道官談話

平成31年3月25日

1 今般,シリアにおけるISILの最後の拠点がその支配から解放されたとの報に接し,我が国は,シリアの平和と安定に向けた重要な一歩と評価し,歓迎します。有志連合の勇敢な努力を評価します。

2 一方,ISILの全ての拠点が解放されたとしても,過激主義との闘いが終了したわけではありません。また,シリア危機は継続しており,現在も多数の難民・国内避難民が存在するなど,深刻な人道状況が続いています。

3 シリア危機の根本的な解決のためには,国連安保理決議第2254号に基づき政治プロセスの進展を実現することが重要です。我が国としては,シリアの平和と安定に向け関係当事者の一層の努力を慫慂するとともに,国際社会と協力しシリア及び周辺国におけるシリア人への人道支援及び難民受入れ国に対する支援を継続する考えです。


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