外務報道官談話
アフガニスタン大統領選挙の実施について
(外務報道官談話)
令和元年10月1日
1 9月28日,アフガニスタンにおいて大統領選挙が実施されました。厳しい治安情勢の中で投票所に赴いたアフガニスタン国民の意志と勇気を称え,投票の安全確保を担った治安部隊及び投票実施に貢献した選挙関係者に敬意を表します。
2 また,我が国は,選挙期間中及び投票日に発生したテロ及び選挙妨害行為を強く非難します。テロの犠牲者に哀悼の意を表するとともに,負傷者の方々の一日も早い回復をお祈りしています。
3 今後,開票・集計作業や不服申立てへの対応を含む最終結果発表までのプロセスが公正,迅速かつ平穏に進められることを強く期待し,引き続き情勢を注視していきます。
(参考1)アフガニスタン大統領選挙
(1)2019年9月28日,2001年以降のアフガニスタンにおいて4度目となる大統領選挙の第1回投票が実施された。大統領任期は5年(最大2期まで)。第1回投票で有効投票数の過半数を得票した候補が当選し,該当者がいない場合は得票数上位2名による第2回投票(決選投票)を実施する。今次選挙には現職のガーニ大統領,アブドッラー行政長官を含む18名が立候補している(うち3名は後に立候補を取下げ)。
(2)今後の選挙関連日程は以下のとおり(注:独立選挙委員会発表)。
10月 | 19日 | : | 暫定結果発表 |
10月 | 19日から21日 | : | 不服申立て期間 |
11月 | 7日 | : | 最終結果発表 |
11月 | 23日 | : | (決選投票となる場合)第2回投票 |
(参考2)我が国が行った選挙支援
今回の大統領選挙等の実施に必要な選挙関係者の能力強化,教育・啓発活動,女性参加の促進,選挙関連用品の調達,安全対策に係る支援を実施するため,14億7,300万円の無償資金協力を実施。