外務報道官談話
米国のパレスチナ支援再開について(外務報道官談話)
令和3年4月9日
- 今般、米国は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への1億5,000万ドルの拠出を含む対パレスチナ支援を再開したところ、我が国はこれを歓迎します。本件支援の再開は、新型コロナウイルスの感染拡大によってパレスチナが一層の困難に直面する中、パレスチナ人の民生の向上に資するとともに、日本が重視し多大な支援を行ってきたUNRWAの役割・任務を一層強化するものです。
- 我が国は、中東和平問題について「二国家解決」を支持する立場から、各当事者に対する政治的働きかけ、将来の国づくりに向けたパレスチナ支援、両当事者間の信頼醸成に取り組んでおり、引き続き米国を含む国際社会と連携しつつ、尽力していきます。
[参考]
- (1)2018年8月31日、米国務省は、UNRWAへの支援停止を発表。
- (2)2021年4月7日、米国務省は、西岸・ガザへの経済開発支援に7,500万ドル、USAIDによる平和構築プログラムに1,000万ドル、UNRWAに1億5,000万ドルを拠出すると発表。米国国務省は、3月25日に新型コロナ支援として1,500万ドルの拠出を発表しており、2021年の米国の対パレスチナ支援は総額で2億5,000万ドルに達した。