外務報道官談話

令和2年8月19日

1 我が国は、8月18日朝(現地時間)から、マリ国軍の一部兵士が、ケイタ大統領、シセ首相他、マリ政府要人を武力により拘束していることを深く憂慮しています。

2 我が国は、今般の一部兵士による行動を非難する旨のアフリカ連合(AU)委員長声明、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)コミュニケ、国連事務総長報道官声明に呼応し、今般の一部兵士による行動を強く非難します。

3 我が国は、マリ情勢に関する全ての関係者に対し、憲法に基づく秩序を早期に回復し、暴力を停止し、今般の騒乱の平和的解決に向け努力するよう呼びかけます。

[参考1]
 8月18日朝、マリ国軍の一部兵士が、首都バマコの北西約15キロに位置するカティ市の基地において武装蜂起。当該一部兵士は首都バマコに侵攻し、交通の要所を封鎖したほか、ケイタ大統領、シセ首相を始めとする政府要人を拘束。19日、拘束されていたケイタ大統領は、国営テレビで辞任を表明。

[参考2]
 在マリ日本国大使館は、本件反乱の発生直後から在留邦人の安否確認を実施し、在留届提出済邦人全員の安全を確認済み(現地時間19日0時現在)。


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