外務報道官談話
サウジアラビアに対する攻撃について
(外務報道官談話)
令和2年6月26日
1 6月22日から23日(現地時間)にかけて,サウジアラビア王国が主導する連合軍は,ホーシー派が首都リヤド等に向けて発射した複数のドローン及びミサイルを撃墜した旨発表しました。
2 中東の平和と安定は国際的な平和と安定にとって重要です。日本政府は,サウジアラビアへの越境攻撃が継続的に行われていることを強く非難します。また,日本政府はイエメンにおける人道支援に取り組んできていますが,イエメンにおいて人道状況が悪化し,新型コロナウイルスの感染が拡大する中,全ての関係者に対して即時の停戦と政治的解決に向けた早期の対話開始を呼びかけます。
3 日本政府は,中東の平和と安定の維持・強化に向け,関係国と連携しつつ,引き続き取り組んでいく考えです。
【参考】
(1)サウジアラビアが主導する連合軍は,22日夜から23日にかけて,ホーシー派がサウジアラビアの首都リヤド並びに南部のナジュラーン州及びジャーザーン州に向け発射した爆弾搭載ドローン8機及びミサイル4発を迎撃した旨発表。
(2)23日,ホーシー派は,リヤドの国防省,情報局,サルマン空軍基地並びにジーザーン州及びナジュラーン州の軍事目標を巡航ミサイル,ミサイル複数発及びドローン複数機で攻撃した旨発表。