外務報道官談話

令和2年4月2日

1 3月29日(現地時間),サウジアラビア王国が主導する連合軍は,イエメンからサウジアラビアの首都リヤド等に向けて発射された弾道ミサイルを撃墜した旨発表しました。また,3月27日にも,同連合軍は,イエメンからサウジアラビア南部のアブハー等に向けて発射された複数のドローンを迎撃した旨を発表しています。

2 中東の平和と安定は国際的な平和と安定にとって重要です。日本政府として,国際社会が新型コロナウイルス対策に一丸となって取組を進めている中,正統政府と反政府勢力との間の衝突が継続しているイエメンにおける早期の政治的解決を呼びかけるとともに,サウジアラビアへの越境攻撃が継続的に行われていることを強く非難します。

3 日本政府は,中東の平和と安定の維持・強化に向け,関係国と連携しつつ,引き続き関与していく考えです。

[参考]
(1)29日早朝,サウジアラビアが主導する連合軍報道官は,前日深夜にイエメンから発射された弾道ミサイル2発を撃墜した旨発表。また,リヤド州報道官は,撃墜時の残骸により民間人2名が軽傷を負った旨発表。

(2)また,同連合軍は,27日にもアブハー等に向けて発射されたホーシー派のドローン機を撃墜した旨発表している。死傷者は生じていない。


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