外務報道官談話

令和2年4月10日

1 3月31日(現地時間),米国は「ベネズエラにおける民主的移行枠組み」を発表しました。本枠組みにおいては,大統領及び国民議会の同時選挙の日程の決定並びに自由で公正な選挙の実施等に向けた道筋が提案されています。

2 我が国は,ベネズエラにおいて諸問題が広範な国民参加を得て,民主的に解決され,一刻も早く民主主義が回復されることを強く求めています。かかる観点から,民主主義回復に向けた道筋に関して建設的な取組を進めようとする米国の姿勢を支持し,米国を始めとする国際社会と引き続き緊密に連携していきます。

[参考]米国による「ベネズエラにおける民主的移行枠組み」概要
 2020年3月31日,米国はベネズエラ危機の解決への道筋として平和的で民主的な移行を目指すべく,「ベネズエラにおける民主的移行枠組み」を発表。本件枠組みにおいて,国民議会の権限回復,制憲議会の解散,大統領選挙まで移行政府の役割を果たす「国家評議会」の創設,6か月から12か月以内に実施される大統領及び国民議会選挙の日程の決定並びに自由で公正な選挙の実施等をベネズエラに提案し,その実現と引き換えに米国及びEUによる制裁解除を提案。


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