外務報道官談話
南アフリカ共和国における総選挙について
(外務報道官談話)
令和元年5月13日
1 我が国は,5月8日に南アフリカ共和国において,1994年の民主化達成以来6度目となる総選挙(国民議会(下院)及び州議会選挙)が,自由,公正かつ平和裡に実施されたことを歓迎します。
2 今回の総選挙が成功裡に実施されたことは,過去25年間の南アフリカにおける民主化が定着していることの証左です。我が国は,南アフリカが民主主義の下で更なる発展を遂げ,アフリカ全体の平和と繁栄,国際社会の諸課題の解決に一層貢献していくことを期待します。
3 本年は,G20サミット及びTICAD7が我が国において開催されます。我が国は,この2つの会議のメンバー国で重要なパートナーである南アフリカと共に,引き続き地域及び国際的な課題の解決に取り組んでいくとともに,南アフリカ政府による同国の発展に向けた取組を後押ししていく考えです。
[参考]
(1)南アフリカ国民議会(下院)選挙は,全て比例代表方式で行われる(定数400議席,任期5年)。大統領は国民議会の議員の中から互選で選出される。
(2)主要政党の獲得議席数(得票率)(投票率65.99%)
- (この他8政党が合わせて14議席を獲得)
○ | アフリカ民族会議(ANC) | 230議席 | (57.50%) |
○ | 民主連合(DA) | 84議席 | (20.77%) |
○ | 経済的解放の闘士(EEF) | 44議席 | (10.79%) |
○ | インカタ自由党(IFP) | 14議席 | (3.38%) |
○ | 自由戦線(FF+) | 10議席 | (2.38%) |
○ | アフリカ・キリスト教民主党(ACDP) | 4議席 | (0.84%) |
(3)新大統領は,5月22日に国民議会(下院)にて選出され,就任式は5月25日に実施される予定。