外務報道官談話

平成29年10月21日

1 今般,ISILの重要拠点であったラッカがその支配から解放されたとの報に接し,我が国は,シリアの平和と安定に向けた重要な一歩と評価し,歓迎します。

2 一方で,シリアではISILの支配領域が残存しており,また,多数の難民・国内避難民が存在する等,深刻な人道状況が続いています。我が国としては,国際社会によるテロとの闘いを支持するとともに,シリアの平和と安定に向け,関係国や国際機関と緊密に連携しつつ,人道支援等の非軍事分野において引き続き貢献を行っていく考えです。

3 また,シリア危機の根本的な解決のためには,ISIL対策に加え,今後は政治的解決に向けた努力を一層進めていく必要があります。我が国としても,シリア人同士の対話を後押ししていきます。


外務報道官談話へ戻る