外務報道官談話
ガンビア・イスラム共和国大統領選挙の結果について(外務報道官談話)
平成28年12月7日
1 我が国は,12月1日,ガンビア・イスラム共和国で実施された大統領選挙において,アダマ・バロウ氏が新大統領に選出されたこと及びヤヤ・ジャメ現大統領(President Yahya Jammeh)により民意を尊重し平和的な政権移行が行われることを歓迎します。
2 我が国は,ガンビア・イスラム共和国の国民が,平和的な政権移行に向けて,協力の精神をもって行動していくことを期待します。
3 今後,バロウ新大統領との間で,我が国とガンビアとの二国間関係が一層発展することを期待します。
(参考1)ガンビア情勢
(1)1994年7月,ジャメ中尉(当時)は,軍事クーデターによりジャワラ初代大統領を追放し,軍事政権を打ち立て,大統領に就任。
(2)新政権による二年間の民主化移行期間を経て,1996年9月の大統領選挙の実施によりジャメ候補が第2代大統領に就任。1997年1月に国民議会選挙が実施され,国民議会の召集により民政移管を完了。
(3)ジャメ大統領は,2001年,2006年,2011年の大統領選挙において再選を果たし,今次選挙で五期目を目指していた。
(4)バロウ次期大統領はガンビアで不動産会社を経営。2016年6月統一民主党党首に選出,同10月,野党7党による代表者決定選挙の結果,多数の賛同を得て野党統一候補に選出された。
(参考2)TICAD VI閣僚級準備会合
2016年6月16日及び17日,ガンビアのバンジュールにおいてTICAD閣僚級準備会合が開催された。