アフリカ開発会議(TICAD)

平成28年6月23日
開会式後の写真撮影 ガンビア副大統領と濵地政務官を中心に
マクドゥアル・ゲイ・ガンビア外相と濵地政務官
ガンビア閣僚会合 濵地政務官による閉会の辞
 6月16日及び17日,ガンビアのバンジュールにおいてTICAD閣僚級準備会合が開催され,日本からは濵地雅一外務大臣政務官が首席代表として出席し,アフリカ連合(AU)議長国であるチャドのヌール計画・繁栄大臣と共に共同議長を務めた。

1 参加者

 日本と他の共催者(国連,UNDP,世銀,AUC),アフリカ48か国(閣僚の出席12か国,副大臣級の出席9か国),ドナー国,国際機関及び市民社会から約400名が参加した。開催国ガンビアからはマクドゥアル・ゲイ外相が出席するとともに,開会式にはンジャイ・セイディ副大統領が臨席した。

2 プログラム

  1日目(6月16日) 2日目(6月17日)
午前 開会式
全体会合1
(首脳会合のアジェンダ及び成果文書)
全体会合2(経済の多角化及び産業化)
全体会合5
TICAD Vの進捗報告
全体会合6(成果文書)
閉会式
午後 全体会合3(強靭な保健システム)
全体会合4(社会の安定化促進)
 

3 結果・概要

  • (1)濵地政務官は開会式,全体会合1,全体会合6及び閉会式で共同議長として発言。開会式では,G7伊勢志摩サミットの成果を紹介するとともに,TICAD VIはG7の成果をアフリカで具体的な行動に移すための絶好の機会であり,今回の閣僚級準備会合でその成功へ向けた基礎を閣僚レベルで作り上げたい旨発言。共催者及びアフリカ各国から,初のアフリカ開催となるTICAD VIはTICAD V以降のアフリカ開発を取り巻く環境変化に対し,国際社会の開発アジェンダの進展も踏まえ,タイムリーに対応するため極めて時宜を得たものであり,日本のイニシアティブへの感謝及び具体的貢献への期待が示された。
  • (2)TICAD VIの成果文書たる「ナイロビ宣言」(案)について,閣僚レベルで概ね意見の集約を図ることができた。今後,事務レベルで更なる調整を行い,TICAD VIの直前の8月26日に開催予定の閣僚級事前会合の場で最終確認をした上で,TICAD VIにおいて首脳会合で全会一致で採択することを目指す。
  • (3)今回の閣僚級準備会合の機会をとらえ,濵地政務官は以下の9か国と二国間会談を実施した。
    • セネガル(ンジャイ外務・在外セネガル人大臣)
    • ガンビア(マクドゥアル・ゲイ外務大臣。ンジャイ・セイディ副大統領とも懇談)
    • シエラレオネ(セセイ外務国際協力閣外大臣)
    • ケニア(キウンジュリ地方分権・計画庁長官)
    • エチオピア(テドロス外務大臣)
    • マラウイ(カサイラ外務・国際協力大臣)
    • チャド(ヌール計画・未来大臣)
    • ギニア(カマラ外務・在外自国民大臣)
    • 南スーダン(チリノ外務・国際協力副大臣)

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