外務報道官談話
トルコ共和国ガジアンテップ市における爆弾テロ事件(外務報道官談話)
平成28年8月22日
1 8月21日(現地時間20日),トルコ南東部ガジアンテップ市内の結婚式会場において発生した爆弾テロ事件により多くの死傷者が発生したことに関し,ご遺族に対し心からの哀悼の意を表するとともに,負傷者の方々にお見舞いを申し上げます。
2 テロはいかなる理由によっても正当化できず,日本はこのようなテロ行為を断固として非難します。日本は,トルコ政府及びトルコ国民に対し,強い連帯の意を表します。
(参考)
日本時間21日午前4時50分(現地時間20日午後10時50分時)頃,ガジアンテップ市内の結婚式会場において爆発が発生。22日午前0時時点での死者は51名,病院にて治療中の者は69名(うち17名は重傷)。現時点で犯行声明は発出されていないが,エルドアン大統領は21日の記者会見において,実行主体について,12から14歳の人物による自爆もしくは自爆させられたものであり,実行組織について県庁及び警察はとりあえずの見方としてISILによる犯行とみていると述べ,断定を避けている。在トルコ日本国大使館からガジアンテップ警察本部に連絡し死傷者の中に邦人が含まれていないことを確認。同時に,現地在住の邦人に対して安否確認を実施。現地で活動する国際機関及びNGOの邦人職員についても無事を確認済。