談話
最近のエルサレム(アルアクサー・コンパウンド)における情勢について(外務報道官談話)
平成26年11月14日
1 我が国は,最近エルサレムのアルアクサー・コンパウンドで衝突が発生していることを遺憾に思うとともに,同コンパウンドにおけるあらゆる暴力と侵害行為,及びその扇動行為を非難します。
2 本件に関して,我が国は,ヨルダン政府による事態の沈静化に向けた努力を評価し,支持します。また,最近のケリー米国務長官のアンマン訪問の際にイスラエル,パレスチナ及びヨルダン首脳が事態の沈静化のため行動することに合意したことを歓迎するとともに,ネタニヤフ・イスラエル首相がアルアクサー・コンパウンドの現状維持を再確認したことを重視します。
3 我が国は,イスラエル・パレスチナ双方に対して,交渉再開に向けた相互の信頼を高める努力をするよう改めて求めます。
(注)「アルアクサー・コンパウンド」(「神殿の丘」,「テンプル・マウント」又は「ハラム・シャリーフ」とも呼ばれる。)は,エルサレム旧市街内のユダヤ教及びイスラム教双方の聖地。