談話
エジプト・シナイ半島北部での国軍検問所の襲撃事件について(外務報道官談話)
平成26年10月27日
1 10月24日午後(日本時間同日夕刻),エジプト・シナイ半島北部で,エジプト軍の検問所を標的とした襲撃事件が発生し,多数の死傷者が発生したことは極めて遺憾であり,亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに,ご遺族に対し哀悼の意を表します。また,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
2 テロ行為はいかなる理由においても正当化できず,我が国は,あらゆる形態のテロリズムを断固として非難します。
3 我が国は,エジプトの治安が早期に安定することを期待すると共に,民主的社会の形成と発展,社会・経済の安定に向けた同国の取組を積極的に支援していきます。
(参考)
10月24日,シナイ半島北東部のシェイク・ズウェイドの Karm Alkwadis 検問所において,1台の自動車爆弾が爆発し,28名の国軍将兵が死亡した。また,同時に30名の将兵が負傷した。本事案から数時間後,エル・アリーシュ近傍の検問所において,治安部隊が運営する検問所が銃撃され,同部隊の隊員3名が死亡した。
なお,日本時間27日朝時点で在留邦人に被害等が出たとの情報はない。